KORAIGAINIMOKATARU

子らに語る時々日記【抜粋】

宝探しのオリエンテーリング

親が思い描いたとおりの子育てなど、あり得ないことだろう。生まれ落ちたとき、すでに子は固有の内実を抱え持っている。才能が開花するよう進むべき方向性がセットされ、何に喜び何を嫌がるかもあらかじめチューニングが済んでいる。親は、その小さな種子の…

飲み会がパーになった瞬間

先日のこと。グランヴィアで打ち合わせがあった。早くに着いたので、わたしは入り口付近に立ちお相手の方が現れるのを待つことにした。場所が分かりやすく寒さもしのげる。待ち合わせの場所としてうってつけと言えた。すぐそばで談笑する若手サラリーマンら…

人を見るには、視、観、察

肉眼と書いて仏教の世界では「にくげん」と読む。肉眼というのは、人を外見だけで判断し決めつけるような反射的な反応であって、能力としては低次の部類に属する。高次の眼力としては心眼や天眼などがある。それが備わってこそ本質を見抜くことができる。先…

久々の奈良葛城、鶴亀の酒席

ここ数年で余剰の人手が払拭し、いまや一種の完全雇用に近い状態が続いている。だからどこも人手不足で求人広告を出しても思ったような採用が果たせない。とくに介護系の人手不足は深刻だ。空振りに終わり続ける求人広告であっても、一縷の希望託しやめてし…

たにぐちクリニック院長直伝のシンプル・ダイエット、成功者続出。

1日曜夜、阪急電車に乗って武庫之荘に向かう。待ち合わせは7時。車内、男の子二人連れの母親が斜め前に立っている。小さな子らは母にもたれるようにしている。母は時折左右に視線を送り何か話しかける。その度に子らが笑って、母も柔らか微笑み返す。そこ…

暖かく大切なもの

特に苦もなく毎日日記を更新している。その日心によぎった思い出をちょっとした時間の合間にさらり書く。自分にとってのアルバム作りのようなものであり、積もり積もって俯瞰すれば、何かかたちが見えてくるようにも思え楽しくもある。だからいい感じの息抜…

安本会イレブンがカウンターに陣取った

この夜、定例会は鮨さえ喜。安本会イレブンがカウンターに陣取った。さえ喜の寿司にありつくのはグレート・ギャツリー邸で振る舞われて以来、二度目。先だってより首を長くし待ちに待ったさえ喜であった。出されるものすべてが日頃お目にかかることのできな…

恩師のメールで毎月毎月初心に返る

土曜夜、練習の終わる時間を見計らいクルマで灘浜グランドに向かう。43号線は生活感ゼロで人の匂いもゼロ。荒涼としたような異界であって日常が断線したような空間に見える。このロケーションにDark Model がよく映える。何度聴いても新たな発見があって飽き…

子育て成就のための必須要件

子育てについてもその巧拙を評価しランク付けするようなことは可能なのだろうか。たとえば子の成長に対する貢献度が親によってはA評価であったりE評価であったりといったように、親の関与の出来不出来が子の人格と相関する。そういったことも大いにあり得る…

人として生まれたからには夢を叶えよう

長湯しながら本を読む。この日手に取ったのは、森博嗣さん著「夢の叶え方を知っていますか?」(朝日新書)である。買って正解であった。もはやわたしは中年であるが、おかげで自身の内で眠り呆けていた「夢」という活力の源を再訪できた。一日一日やり過ご…

喧嘩してさえ懐かしく愛おしい

恒例の金曜ロードショー、映画を見始めた。この夜は「レッド・ファミリー」。キム・ギドク脚本製作の韓国映画だ。北朝鮮の工作員ら4人で構成されるツツジ班は、仲睦まじい家族を装い韓国の地域社会に溶け込んで諜報活動を行っている。祖国からの司令に従い…

大阪星光33期冬会の報告2017

皆様、お疲れ様です。33期冬会、昨夜盛会にて無事終えることができました。グリを通じシマダ当選おめでとうとの言葉をオーエ君から預かりました。シマダにとって非常に感慨深い祝福の言葉だと思います。また、33期皆に対しエール送る言葉がオーエ君からあっ…

簡潔な記載によって知らされる事実の重み

先日のこと、広島の方の古い除籍謄本を目にする機会があった。記述を目で追って胸締め付けられるような思いとなった。昭和二十年八月七日、翌八日。まだ年若い姉弟について死亡の記載があった。届出は同月三十日。母親が届出者である。学校の歴史の授業で習…

一言にすれば、つながりの大阪星光

この日、大阪星光同窓会理事会が行われた。場所は高校棟2階の視聴覚教室。新年初回ということもあって各自の挨拶から始まった。孫が生まれた。子の結婚が決まった。そういった喜ばしい話が多く、もらい笑いの行き交うなごやか楽しい場となった。挨拶のあと…

自分自身の偏差値72

ちょうどテレビで下克上受験の始まる時間だった。以前、本を読んで感心させられた。どんなものだろう、と見始めた。偏差値41から偏差値72へ。親子で壁に計画表を貼っている出だしのシーンで記憶がよみがえる。下克上受験の本を読んだのは、日記を振り返れば…

原因と結果の法則

「原因と結果の法則」を読んだのはいつ頃のことだっただろうか。名著だと聞いて手に取ったのであったが、特に感銘を受けることもなく手応えのないような読書で終わった。だから内容もあまり覚えていない。原因があって結果がある、そんな当たり前すぎる話で…

張り合ってくる人への対処法

大阪屈指の下町で生まれ育った。先日、その近所の不動産屋に寄って耳にし驚いた。わたしが小学生だった当時、1学年にクラスは3つあり、どのクラスも30名以上の児童がいた。ところがいま全校合わせてものべ7人。わたしの母校はたった7人が通う規模の小学校に…

不要な勝ちは譲ってしまう

こう見えても二十代の頃は服にお金を使い、三週に一度は髪を切るなど身だしなみに気を使った。思い出せば笑ってしまうがファッション雑誌などをチェックすることもあった。街を歩くときウィンドウに映る自身の姿にチラリ目をやり悦に入るということもあった…

広大無辺な眠りの懐

今朝目覚めるときふとある記事のことが頭に浮かんだ。先日の毎日新聞。阪神淡路大震災で被災し妻を亡くした方の記事があった。倒壊した自宅の生き埋めになったのだという。家族揃って休日を楽しんだ翌朝のことであった。5年経っても10年経ってもが妻が不在と…

最強の仕事術マニャーナの法則

先日「仕事に追われない仕事術マニャーナの法則」という本を見かけ、なぜか気になり手に取った。ペラペラめくってこれは重要な本であると判断しその場で買い求めた。マニャーナという語に何かしら心当たりがあった。もしやと思い自室の書棚を調べると「マニ…

習慣づくりの谷

昨夜本を読んでいると横に息子がやってきた。何の本?と聞くので背表紙を見せた。「人生を変える習慣のつくり方(原題:Better Than Before)」。電車の車内広告で見かけて本書について彼も少しは知っているようだった。興味示して内容について聞いてきた。…

ヒトの生態を見事捉えたドキュメンタリー

映画「アクト・オブ・キリング」を見て、ある初老男性のことを思い出した。年の頃は六十路を過ぎたくらいだっただろうか。大阪の方であったが物静かな語り口が印象的であった。装いはダンディ。中折帽を被り、レザーのコートを羽織って、腕にはシルバーのロ…

音楽が景色を変えた

タクシーを探そうと通りに出た。新世界百貨店の前に一台停車しているのが目に入った。予約待機中だろうか。試しに手を挙げる。静か滑らか動き出しそのタクシーはわたしたちの前にピタリと停まった。探す手間が省けた。出だしから幸先いい。助手席に乗り込ん…

夙川オアシスロードを男子四人で北上した

この日の集合場所はアルベルゴ・セコンド。香櫨園駅すぐそばのイタリアンである。例のごとくわたしが一番乗り。ほどなくして安本先生が現れた。差し向かい座ってビールで先に始める。わたしにとって今月3回目の酒席。酔いが一気に回らぬようゆっくりペースで…

北野武の「TAKESHIS’」

雨の日曜、映画を見た。北野武の「TAKESHIS’」。初っ端から心掴まれる。立ち現れるすべてのシーンが、北野武テイスト。画面の向こうの作り手に、よっ千両役者と拍手喝采送りたくなる。どの場面もきっかいな可笑しみに溢れている。笑ってしまうシーン満載のな…

輪の中心にかがり火が点じられた

甲子園口わびさび。この夜、安本先生を囲んでの定例会は焼鳥屋。今年6月にオープンしたばかりの新顔店である。切り盛りする店主は腕利き目利き。大阪の老舗名店で長きに渡って研鑽を積んできた。駅南口から歩いて一分。ケンタッキーの角を左折した瞬間、目…

10周年へと向け、わしお耳鼻咽喉科がその歩を踏み出した

大事なことを伝え忘れていた。芦屋の阿部レディースクリニック院長から、祝5周年との言葉を言付かっていた。ところがわたしはわいわい飲みふけり、その言を懐に忍ばせたまま鷲尾先生に伝えそびれてしまった。記録係としての職務に照らせば、思い出したとき…

健康やったら、それでええねん

健康やったら、それでええねん。うちの母の口癖だ。幸い、母は70歳を過ぎてなお健在。母の子4人はわたしを筆頭にいまやまとめて40歳を過ぎたが、揃いも揃っていたって健康。だから、それでええねん、となって、うちの家族は仲がいい。母については苦労の絶え…

ガワよりナカミ

ちょっと気分がいい。実際確かにそうである。 わたしが手にするのは舶来の財布。中身はからっきしだが見栄えは上等。 その上等が似合うかどうかはさておいて、自分がひとかどの人物になったかのようであり、心なし気取った面持ちとなってしまう。 支払いに際…

内田和俊さん著「レジリエンス入門」を読んだ

ストレスについて再考を促される喩え話であった。キム・ギドク監督の「殺されたミンジュ」の一シーン。主人公が言う。ドジョウはドジョウだけの水槽に入れると早く死ぬ。ところが同じ水槽にライギョを入れると生き延びようと懸命になって健康で長生きになる…