KORANIKATARU

子らに語る時々日記

下手すれば不合格という矢が四方から放たれる

遠く過ぎ去ったが強烈な体験だったからだろう。 風が肌寒さを増す季節になると中学受験のことを思い出す。 すでに11月も半ばを過ぎ、統一試験日まで後2ヶ月を残すのみとなった。 長男のときも二男のときも同じ。 漠とではあっても日に日に緊張感が増してい…

よき思い出が有する鎮痛作用

金曜夕刻、仕事の最終地点は上六。 さて、どこで食事を済ませるか。 頭に浮かんだのは阿倍野の正宗屋。 その一択だった。 地下鉄谷町線に乗り天王寺駅で降りまっすぐ向かった。 幸いカウンター席に空きがあって、わたしは一番奥に陣取った。 わたしが腰掛け…

小嘘は不穏を母とする

確かにやむにやまれぬ嘘というものがある。 だから嘘自体を全否定する気はないがしかし、日常において嘘は心苦しく露見すれば目も当てられず、そうでなくても心落ち着かない。 平穏無事で心安らかな暮らしと嘘との相性は良くないと思うので、親としては子に…

無価値を選ぶから悔いが残る

昼にラーメン屋に入り迷わずチャーハンセットを頼んで思う。 この歳になってさえどこかに学生気分が残っている。 中年真っ盛りであれば、健康への気遣いや体調に配慮し、もう少し控え目な品を注文をしてしかるべき。 注文した直後にそう悔い、実際、寄る年波…

この夜も隣町をぶらついた

昨晩も途中下車した。 カウンターの隣席は建設関係の親方といった雰囲気の方がお二人。 日に焼けて腕が太くお腹も出ていて声が大きい。 そんな二人がゴルフの話で盛り上がっていた。 純度百%、話題はゴルフのことばかり。 家族の話もなければ仕事の話もなく…

所変わればレベルも変わる

仕事を終えての帰途、この日も途中下車した。 このところ早起きが続いているので仕事が前倒しで終わって気分健やか。 腹も減る。 今夜も夕飯は立花正宗屋。 カウンターに陣取った。 仕事後のおじさんらのくつろぎのなかに混ざり、わたしも芯から安らいだ。 …

草原と潮目がまもなく出会う

長男の友だちもよくうちに泊まりにくるし、二男の友だちも同様。 同じ10代であるから似たようなものに見え、しかし実のところその内実は大いに異なる。 その違いについて家内が述懐する。 西大和の子らは普通の男子に見えてしかしどこかに鋭さを秘めていて、…

くろがねのかいな

土曜の午後、かねしろ内科クリニックを後にし、四天王寺夕陽ケ丘に向かった。 駅を上がって学校に向かう途中、岡本家族と出くわした。 「蕎麦はやうち」は美味しい。 そんな内容を立ち話し別れたのであったが、この後、「すきいち」とあだ名される人物が他に…

突如昔の話を思い出した

帰宅ラッシュにさしかかり駅構内が混み合い始める時間帯。 行き交う人々の向こう、ベンチにひとり腰掛ける老女の姿が目に入った。 傍らにする荷物がベンチ一人分を占めるほど巨大。 わたしは自然と祖母の話を思い出した。 大きな荷を背負い足腰立たなくなる…

この先もずっとこのように同様

昨日は夕刻前に出先での業務が終わった。 明石からの帰途、六甲道で途中下車し灘温泉に寄った。 うちの二男お気に入りの風呂屋である。 ひんやりとした源泉かけ流しが心地よく、みるみる疲れが癒えていく。 聖なる気に満ち、日が高いうちに入る風呂は格別で…

真面目の実践を欠かさない

昨日も今日も始発で事務所に入った。 ここ数ヶ月、ゆっくり目の出勤が続いたので始発電車に乗るのは久しぶりのことだった。 見慣れた顔がいくつもあって懐かしい。 午前10時にはデスクワークを終え、外に出た。 当たり前の話であるが始動が早いと仕事の完了…

ちょっとした運動一家

わたしはボクサーではないので飲みたければ飲み食べたければ食べる。 もちろん自分なり節度をもって腹八分目でとどめ、際限なく飲食することはない。 が、同じエムでもブランドによってサイズが異なるように、家内が考える八分目とわたしのとでは、エスとエ…

当たり前のように一緒に歩く人がいる

スクールフェアの日、息子の部活仲間4人が泊まりに来た。 荷物を置き彼らがまず連れ立って向かったのは風呂だった。 六甲にある灘温泉が定番で湯上がりにラーメンを食べるのもお決まりになっている。 帰ってきてくつろぐのかと思いきや、さすが若き血潮。 …

星光生はいつだってどこでだって仲がいい

33期オーアサに声をかけられ隣合って座った。 この日ミサの先唱すなわち進行役は24期のオーアサ先輩。 二人が瓜二つ。 もう一人のオーアサ兄弟も星光卒業生。 まだ見ぬ三人目の顔が何となく想像できた。 大阪星光物故者ミサへの参加は初めてだったが、ペテロ…

秋の収穫無限大となった一日

行楽の11月。 皮切りは京丹波から。 そこで近畿大会が開催される。 うまく行けば三連休すべて通うことになる。 朝八時半に出発。 途中まで快調であったが、名神上りは京滋バイパスへとつながる左ルートがたいへんな混みようだった。 左ルートへ行けというナ…

憎い恋しい、憎い恋しい

金曜夜、赤ワインを開けラグビーワールドカップ3位決定戦を家内と観ながら夕飯。 もりウインナーのパテとソーセージ、バケットとフランス土産のプルーン、それにチーズが食卓に並んだがいずれもついばむ程度といった分量。 わたしの食欲からすれば全然足り…

水と油と男と女

昼から午後にかけ長時間の付き添いとなる。 時間をやりくりするため朝4時に起き事務所に入り、先にデスクワークをこなしてからクルマで父をピックアップした。 一体一日何件の手術をこなすのだろう。 昼だけで既に大勢の方が荒本おいだ眼科の待合室にて順番…

あばたもえくぼ

立花駅で途中下車し正宗屋に向かった。 この日、家内は留守。 フランスからやってきた友人らを奈良に案内し夕飯もともにするという。 わたしも誘われたが遠出する気になれず遠慮した。 なにせ翌日は朝4時からの始動となる。 そんなときはさっさと飯食って早…

ひと振りすれば血気ほとばしる

南森町で仕事を終え、家内が近くにいればと思って連絡するが、彼女はすでに家にいた。 残務を片付けまっすぐ帰宅する。 食卓に座り今日もお疲れと家内に言ってひとりハイボールを飲みはじめ、一呼吸の後、食卓に出されたタコの煮物とあじの塩焼きとうずら卵…

仲よく助け合って生きている

大阪に住む妹の夫が器用で多才。 いろいろな局面においてとても頼りになる。 大学での専攻は生物学。 語学も堪能で四カ国語を使いこなす。 が、それだけに留まらない。 驚くほど多分野に渡って実践知を備えている。 だから、専門家でもないのに台風で被害を…

家族の存在をやたら嬉しく感じた

日曜日、敬虔なクリスチャンが教会でお祈りするみたいに、わたしたち夫婦はジムに通ってマシンと対峙する。 たっぷり筋トレしてから小一時間は走るので滞在時間は通うごとに延び、この日は2時間もジムで過ごした。 一体どれだけ健康になるのだろう。 爽快感…

同じ電車に乗り合わせていたと改札を抜けてから気づいた

朝、実家に寄って父をピックアップした。 ナビの目的地を東大阪市荒本北2-2-4に合わせ出発。 20分ほどで荒本おいだ眼科に到着した。 土曜の午前。 待合室は混み合い来院者が絶えない。 室内の椅子だけでは足りず、入口の前にも臨時で丸椅子が置かれたがそこ…

最強主婦、帰還する

芦屋での業務を終え新大阪に向かった。 家内が乗る新幹線は25番線に入ってくる。 ホームで待つが金曜夕刻、いつにも増して混み合っている。 階段脇のくぼみを見つけ退避し待った。 家内がホームに降り立つ瞬間を捉え、荷物の半分を引き受けた。 全部でスーツ…

良縁はシンプル簡素な集まりにこそ潜む

メーリングリストから流れてきた情報によれば今回が三回目。 大阪星光同窓会が取り組む活動のうち、最も注目される企画のひとつでありすでにひと組の成婚カップルが誕生している。 この12月、男女20名ずつを募って婚活パーティが行われる。 参加資格は星光同…

普段と変わらぬ朝の一コマ

朝起きて家内からの写メに気がついた。 岐阜の土岐アウトレットでいろいろと選んでくれたようだ。 普段履きのローファーにシャツやパーカー。 別に欲しくはないが、家内がこのように調達してくれるからこそ着るものが刷新される。 買物報告の末尾に「日頃の…

歴史的な祝日が個人的には無為に過ぎ去った

家内がミーちゃんだとすればその友人はケーちゃん。 実際のピンクレディーの仲は窺い知る由もないが、このミーちゃんとケーちゃんはすこぶる仲がよい。 だから数ヶ月前と同様、二人して小旅行に出かけて行った。 主婦たる者、たまには家庭を離れ息抜きも必要…

共通項は星光愛

夜、男5人。 内訳は21期、24期、33期、33期、39期。 ひとり鍋しゃぶ屋じろちゃんは天満橋にある。 各自に鍋があてがわれるから鍋奉行が不要で、肉に手出しする際の駆け引きがない。 期はバラバラだが見知った面々であり第一同じ大阪星光出身であるから気兼…

料理人は器にこだわる

日曜日、朝6:30に家を出て一路西へ。 新しいクルマで初の遠出となった。 快調に走ってちょうど二時間。 朝8:30に備前焼まつりの会場に着いた。 まずは腹ごしらえ。 各種出店を物色し、倉敷焼きそばとケバブを選んで家内と分けた。 町一帯が会場。 窯元が立ち…

毎日がおいしい

小雨降る土曜朝、二男と食卓で向かい合う。 朝食は家内特製のテールスープ素麺。 スープが美味しく具材も美味しく、美味しいヤマカツの素麺に更に美味しさが沁み込んで実に美味しい。 おまけに栄養たっぷり。 わたしはうまいうまいと言って食べ、二男は何度…

自分を人間だと思い込む

いろいろな人と交流がある。 自分ではそう思っていた。 が、かなり恵まれた偏りの中にあるのだと友人に指摘され気づいた。 その友人は趣味や仕事を通じ非常にバラエティに富んだ人間関係を形成している。 だからだろうか、友人の話はいつだって面白く活力に…