業務を終えて夕刻。 秋の香を含んだ風が優しくそよいで心身が芯からほぐれる。 風に吹かれるだけで幸福なのだから、こんなときはバスに揺られている場合ではない。 歩くに限る。 わたしはバス停を素通りし、北に向いて甲子園筋をぶらり歩いた。 もちろん家内…
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