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KORAIGAINIMOKATARU

子らに語る時々日記【抜粋】

吉原弁護士を紹介してくれたのはタコちゃんだった

大阪星光33期の田中新二と言えば阿倍野天王寺界隈で腕を振るう名医であるだけでなく、私たちの間で人と人をつなぐ強力なマグネットの役割を果たし、同時に、マグネットであるからこそ人のつながりを万一毀損するような因子があればそれを的確に取り除くフィルターの機能も果たしている。

海面の水蒸気を選り分け吸収しぐんぐん上昇していく熱帯の積乱雲、その中心にはタコちゃんがいる、そう言えば、分かりよいであろう。
タコ紋様の入道雲、皆一度は目にしたことがあるに違いない。

だから、タコちゃんが太鼓判押すならば「合致する」適合度は百パーセントと保証されたも同然だ。

タコちゃんのお家の近所に、弁護士先生。
その先生がこの9月に独立し、北新地のちょうど裏手、米国総領事館の間近に事務所を構えるという。

ついては集合、とタコちゃんから号令がかかった。

北新地の名店「びんびや」へ向かう。
途中、レオニダスでチョコを買うのも忘れない。
飲み屋で配るのではなく、帰宅後、家内に渡すためのものである。

ド派手な女子らに目をぱちくりさせながら、びんびやを探す。
いつ来ても、ここ北新地は私が日頃属す場所とは別世界。
生涯に渡って接することのない縁遠い向こう岸と言えるだろう。

迷っていると、タコちゃんに声をかけられた。
私はちょうどびんびやの前にいて、あわや通り過ぎるすんでの所であった。

座敷に通され、定刻となった。
主役が現れ、タコちゃんから紹介を受ける。

名刺交換をする。
弁護士 吉原基と書いて、よしはらもとき。

33歳、長身痩躯の男前。
頼もしいような頑強さがその風貌に漂うのは、サッカーで鍛え上げた肉厚の為せる業なのであろう。

引き続いて、清水章夫が現れる。
章夫が私の前に座る。
章夫と飲めばピッチがあがる。
今夜もしたたか飲むことになる、そう決まった瞬間であった。

公認会計士である章夫はすでに吉原弁護士といつくか一緒に仕事を手がけているという。
相続案件や株式上場案件など章夫と組めば仕事も多彩に広がることだろう。

章夫曰く、吉原弁護士は弁舌さわやか、論旨明瞭で客先の受けは抜群であるという。
何より誠実、人柄がいい。
タコちゃんと家族ぐるみの関係であるならば人柄については言わずもがなであろう。

そして、ここに株式会社フォーユーの相良さんが加わった。

82年ワールドカップのブラジル代表はセレーゾ、ファルカン、ソクラテス、ジーコといういずれも世界屈指のミッドフィルダーを4人擁し、その中盤は黄金のカルテットと呼ばれた。

タコちゃんに章夫、そして相良さんと来れば、あと一人でまさに黄金の中盤と言える布陣となる。

ゴール前では、優秀でフィジカル滅法強い吉原弁護士が体を張ってボールを受けてくれる。
たとえ繰り出されるパスがクセ球であっても、誠実にゴールに向かって必死になってくれるに違いない。その信頼感が裏切られることは決してないであろう。

この夜、私たち33期に、若く頼もしい仲間が一枚加わった。
実に心強いことである。

酒席ますます盛り上がり、夜は更けていった。

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