KORAIGAINIMOKATARU

子らに語る時々日記【抜粋】

夙川オアシスロードを男子四人で北上した

この日の集合場所はアルベルゴ・セコンド。
香櫨園駅すぐそばのイタリアンである。

例のごとくわたしが一番乗り。
ほどなくして安本先生が現れた。
差し向かい座ってビールで先に始める。

わたしにとって今月3回目の酒席。
酔いが一気に回らぬようゆっくりペースで少しずつ喉に流し込む。

男子二人で向き合えば少しくらいは立ち入った話も切り出しやすい。
宝塚こだま病院で働き始めることになった巡り合わせなどについて聞き、もっと時をさかのぼり、医師を志したきっかけなどについても話を伺った。

なるほどと深く感じ入るような内容であった。
弱い立場の方々に自然寄り添う安本先生の心根と、歳上から歳下まで広きに渡って慕われるその人柄について深く理解できたように思えた。

我が家に招いてうちの子らにも必ず引き合わせねばならない。
そう密かに決意した。

この夜のビールは格別味わい深い。

定刻に近づきメンバーが続々と姿を見せ始めた。
天六いんちょは家族引き連れての登場。
子らがキュートでプリティでこれでもかというほどにグッドルッキング。
仕草も表情もかわいらしく、思わず微笑んで見惚れてしまう。
子どもはいつだって素晴らしい。
見ているだけで心癒される。

そして相良さん、鷲尾先生、森先生の順に現れてメンバー勢ぞろい整った。

広々として快適、子どもたちも交えて和やか食事を楽しむのにうってつけの店と言えた。
料理も申し分なく、おすすめワインもリーズナブル。
自ずと話題も深まっていく。

この日、話題の中心はプーチン。
まさに時宜得たトピックと言えた。

頭脳も胆力もあれは並の人間ではない。
ずば抜けている。
あんなのを相手に互角に渡り合えるヤツが果たして日本にいるのだろうか。

彼の国の系譜たどれば錚々たる面々。
歴代国家元首がずらり並ぶだけで圧倒される。

その流れの正統を継ぐ体現者が目の前にいると思えば、普通なら膝震えトイレに駆け込みたくなるようなものだろう。

そう思えばプーチンにさほど軽んじられる様子もなく、真っ向相対したのであるから安倍首相もなかなかのもの。
おらが国の代表者として国民が胸張れるくらいの格は有する人物だと言えるだろう。

イタリアンを出て解散。
帰路が同じ4人で夙川オアシスロードを北上する。
学生の連れ同士といった雰囲気で、暗く凍てつく川沿いの道を並んで歩く。

やがて白い息の向こう、夙川駅の光が見えて、もう少し飲もうとなった。
おい店長という風変わりな店に入って四人で輪になる。

時期が時期だけに男四人のクリスマス会とでも言えるだろうか。
森先生が盛り上げた。
酔って緩んだ頭に柔らかでユーモラスな語りが具合良く響いて心地いい。
吹田の森内科は安心して胸襟開ける場所であるに違いない。

あっという間に時間が過ぎた。
気づけば終電の時刻が迫る。
電車で帰ろうとなってお開き。

大いに笑って、この夜も意義あって充実の定例会となった。
次回は、はてさてどこでの開催となるのだろうか、楽しみだ。