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KORAIGAINIMOKATARU

子らに語る時々日記【抜粋】

わしお耳鼻咽喉科開院を間近に控えたある夜の思い出

もう5年も前のことになる。

英ちゃん冨久鮓と言えば難波の老舗。
その二階座敷に12人の男衆が集結した。

いずれも忙しい面々であるから日程調整は簡単なことではなかった。

日時で言えば2011年11月4日の金曜日。
わしお耳鼻咽喉科の開院がちょうど一週間後に迫る時期であった。

鷲尾先生は甲陽学院出身であるが、その門出を祝ってこの日は大阪星光を中心としたメンバーが集まった。

ファルメディコの狭間研至氏に、きょうこころの姜昌勲氏、天六のいんちょもいればカネちゃんもいて、当然にタコちゃんの姿もあるし、ミヤネ屋でおなじみの氏野先生も輪に加わり、芦屋からは阿部院長が駆けつけ、大阪で唯一喜多方ラーメンが食べられる針中野からは森山院長、我らが風車の弥七フォーユーの相良さんの顔も見え、そして、星光生集まればその会計はもちろん公認会計士の清水章夫に託される。

どこをどう見渡し辿っても人物列伝としてエピソードに事欠かず大いに盛り上がる中身男前の面々だ。
小雨降るミナミの街の一角、益荒男らが膝つき合わせ盃交わした夜が、つい昨日のことのように思い出される。

歳月流れ、あれから5年。
まるであっという間、わしお耳鼻咽喉科が開院5周年を迎えることになる。

クリニックは西宮の瓦林に位置する。
財布に優しく堅実賢明な主婦を集めるスーパー万代が東側間近にあって、西に向かえば徒歩10分ほどで西日本最大級のショッピングモール西宮ガーデンズが姿を現す。

すぐそばには日本唯一の算学神社として名を馳せる熊野神社がある。
受験生であれば、わしお耳鼻咽喉科でインフルエンザの予防接種を受けた後、手を合わせに寄るのもいいかもしれない。
うちの息子らもこの神社のご利益にあずかっている。
わしお耳鼻咽喉科でインフルエンザも受けているのでダブルのご利益と言えるだろう。

また界隈は関西を代表する文教地区としても有名だ。
大手名門塾が鈴なり軒を連ね、住みよく利便性にも優れいてるので、近年ますます若い世帯が流入し少子化の流れと逆行するかのように児童数が増え続けている。
既存の学校のキャパではとても対応できず、この4月に高木北小学校が新設開校の運びとなった言えば、人の集積具合が想像できるのではないだろうか。

そのような地域で日夜、地元の方々の目鼻耳をケアし、数々のアレルギー症状にも専門医として尽力する鷲尾先生であるが、寄せられる信頼は日毎確固なものとなり5年目を迎えるいま近隣ではもはや知らぬ人のない存在になったと言えるだろう。

昨晩、定例の会議の後、その鷲尾先生と差し向かいルクアモリタ屋で食事しながら話を聞いた。

5年という節目に際し、地域の医療機関として更に有用であろうとの鷲尾先生の意欲はますます強い。
診察を通じてだけではなく、クリニック自体が発信地となって日頃から医療に関する情報提供を行っていくことになる。

正しい知識を伝えていくこと。
それが地域医療への最大の貢献になるとの見識のもと、今後様々な工夫が施されることになる。

電車での帰途、ふと5年前の話になった。
あの日集まった一人一人を振り返って話は尽きない。

駅で鷲尾先生と握手し別れ、家まで歩きながらしみじみ思う。
5年前、難波での飲み会があってほんとうに良かった。
きちんと振り返る地点があるのとないのとでは、時間の手応えが全く異なる。

節目をささやか飾ることの大切さを痛感しつつ、しかし、あのメンツを一堂に集めることの難しさにも思い至る。

タイミングが合えば、是非。
勢揃いは難しくても、先はまだまだ長く機会は何度でも訪れる。

とりあえず、まもなく集合とだけこっそり伝言しておくことにする。