KORANIKATARU

子らに語る時々日記

庭園に散りばめられた敷石

宴会に関しては例年になくスローペースな平成29年の立ち上がりである。

今年序盤の飲み会はまたしても大阪星光つながり。
週末に同窓会理事会の新年会があって明けてすぐ33期恒例の冬の集いが催される。

33期の横つながりだけでなくこのところは縦にもつながるものだから、生涯に渡って孤独とは無縁ということになるだろう。

そのように家内と話しつつ夕飯をいただく。

家での食事なので飲み物は微炭酸のミネラルウォーター。
前菜はウマヅラハギの煮物。
続いて箸休めにもずくときゅうりの和物。
冷の次には温がきて冷温調節が緩急自在。
次に出された熱々鯛のあら汁をすすっていると、仕上げにサラダ。
かりかり麺が入っていて食べ応えがある。

これで十分お腹いっぱい。
キッチンで立ち仕事する家内にご馳走様と告げ席を立つと呼び止められた。

あと一品。
今夜のメインが残されていたのだった。
揚げたてのカキフライが大皿に盛られ、一つの小皿にはお手製のブラックソース、もう一つにはこれまたお手製のタルタルソースが添えられた。

食べ比べつつ口に運んではっふぉっふぉと舌鼓を打つ。

今年もまた美味いものとの懇意が続く一年となりそうだ。
来月再来月にはかなりとっておきの店を友人が確保してくれてある。
そこで食事すれば家内の料理センスに更に磨きがかかることだろう。

数々の楽しみが時間の向こう側へと続いていく。
庭園に散りばめられた敷石を子どもがホップ・ステップ・ジャンプと飛び移っていくみたいに、興に乗るうちあっという間、この一年も過ぎていくのだろう。

振り返ってまた楽しい思い出が盛りだくさん。
今年もまたいい年になる、カキフライ食べわたしはそう確信した。