結局、飛行機の出発が予定より3時間遅れた。
11:50pm、一日の終わり間際に関空に到着することになった。
機内の窓から見える空港ターミナルは整然とした光を放って美しかった。
日本に着いた途端、不通だったLINEが通じ息子がくれた写真を目にすることができた。
至ってスムーズ。
12:15にはタクシーに乗って、愛車停めてある第2ターミナルに向かった。
愛車の真ん前までタクシーにつけてもらい、荷物を積み替える。
運転席に座ったとき、我が家に戻ったかのような安堵を覚えた。
家内の二万語が日常の再来を告げていた。
家内が言うとおり、上海で得たのはパワーだった。
老若男女が額に汗し懸命に働く姿が目に焼きつき、彼ら彼女らの溢れるような活力がこちらに乗り移ったようなものだった。
やはり、旅し異文化に接すれば心身に好作用がもたらされる。
とてもいい旅であった。
深夜1:00am過ぎ、懐かしの我が家。
そこはまさしく安らぎの母港であった。
誰だって言う。
お家がいちばん。
この夏の旅行は終了となった。
息子からの写真