今朝はダラダラと寝た。
起きると7時。
こんなことは滅多にない。
既に子らは学校へと出発済みだった。
ささっと身だしなみ整え家を出る。
この間、5分。
男は楽だ。
混み合う電車は気が滅入るのでクルマを使う。
渋滞する2号線をFM聴きながら優雅に進む。
通勤というより音楽観賞の時間。
牛歩の歩みである方が都合いい。
体が楽で頭も軽い。
窓を開けると春の匂いがなだれ込んでくる。
朝の光が目に心地よく、とても気分がいい。
2時間寝坊しただけで、世界が異なって感じられる。
今後月曜朝は気の済むまで眠る。
そう習慣づけるのも悪くない。
易きに流れる話であるから、他の曜日も次第にそうなっていくのかもしれないが、それで困る人間はどこにもいない。
好きにすればいいのであるから、楽なことである。
クルマを停めて事務所に向かう。
朝8時前。
町はすでに始動している。
おばさんらが通りを掃除し、駅周辺は通勤する人々で賑わっている。
朝の活況に同期するみたいにわたし自身も活気づく。
起きる時間でこうまで違う。
心身の活性がドンピシャ上がっていくタイミングというものがあるのだろう。
日の出より早く起きるのは、ほどほどに。
そういうことなのかもしれない。