新聞を読んで思う。
この歳になっても知らないことだらけ。
書いてあることがすんなりと理解できない。
言葉の意味が分からないし、ロジックが辿れない。
そういう箇所が幾つもあって、痛感する。
若いうち、もっと勉強しておけばよかった。
やせた土壌に水をやっても作物は思うようには育たない。
語学も含め、しかるべき時期にもっと自身を耕しておくべきだった。
と思うが後の祭り。
人生半ばも過ぎてからでは知という果実は豊熟しない。
小ぶりな知識を寄せ集めそれで何とか足もと照らすが光は微弱。
暗がりを見よう見まねで進んでいくしかないから心許ないことこの上ない。
鉄は熱いうちに打て、とはまさに至言。
理解およぶ世界が広がることこそ明るく豊かなことだろう。
親には他山の石となる役もある。
いろいろなことを好きなだけ学べる時期がどれほど貴重で重要か。
それで世界が見違える。
子らがいるのは手遅れになる遥か手前の地点。
まだ間に合うと声を大にしておきたい。