KORANIKATARU

子らに語る時々日記

不思議で仕方がない

ある会に参加したときのこと。

世話役をされている女性の息子さんと、わたしの出身大学が同じということで、大いに盛り上がった。

 

以来、その方つながりでちょこちょこと依頼が舞い込むようになった。

 

今週もそれで2件ほど挨拶に訪れた。

つなぎ役がしっかりつないでくれるから後は楽。

 

それでしみじみ思うのだった。

このいい流れすべてが他力に寄るもの。

 

自分で引き寄せたものなど何もない。

だから自身をよくよく戒めねばならないだろう。

 

調子に乗るのは百年早い。

状況がもし一転し、逆向きに事が進めばたちまち丸裸となる。

わたしなど吹けば飛ぶよなはなはだ心もとない分際の者でしかない。

 

朝から晩まで、寝ても覚めても仕事に勤しむことができる。

ほんとうにありがたい話であり、行き着く先はただただシンプル、感謝の念である。

 

道なき道をゆくのとは大違い。

今日も明日も来週も、他力の縁で拓けた場所をすいすい進む。

それが不思議で仕方がない。