この日は長堀橋にあるイタリアンの店ペッシェ・ロッソ。
昨年、大阪星光大忘年会で学校内に出店し料理振る舞った名店である。
オーナーは30期。
そこに33期が7名集まった。
卒後30年の集いが9月16日に行われる。
その企画について話し合う、それが名目の飲み会であった。
最初に注がれたビールがふんわり柔らか。
それに椅子の居住感がとてもよく芯からくつろげ、乾杯した途端、みなが饒舌になった。
大浅田くんが7年前の同窓会と対比しての精緻なレジメを用意してくれ、そこに記された検討箇所を皆で順に追う。
が、気心知れた友人同士、心身ますますくつろぎワインも入って、話は横道あの道あちこちに逸れ、それが楽しくて仕方がない。
とはいえ、各者、実務を司らせたら超一級の者ばかり。
にぎやか脱線しつつも、決めるべきことは決まり、出されるべきアイデアは十分に出し尽くされた。
レジメにしっかり肉付きがなされ、あとは実行に移して時が訪れるのを待つばかりとなった。
妹尾くんから学校同窓会を通じ案内状が発せられ、狭間くんと濱口くんが会場との打ち合わせを行ってくれる。
姜先生はコンペを企画し、タコちゃんはSNSで情報を発信する。
大浅田くんは各種コンテンツを取り揃え、女性司会者を選定する。
当然会計については我らが公認会計士、清水章夫の出番となり、当日は島田智明が随所で喋ることになる。
これだけメンツが揃うとなんて楽なのだろう。
何もせずとも仕事が着実に前へと進んで、実に楽ちん。
わたしの役割を強いて挙げれば、適当な感じの記録係。
大まかにも大まか過ぎる昨日の経過を、このように走り書きし任務完了。
持つべきものは友。
ああ、楽ちん。