KORANIKATARU

子らに語る時々日記

まもなく感嘆の声をあげることになる

水曜日、阿倍野で一日の業務を終えた。

帰り道、正宗屋と目が合った。

 

家で食べると家内には言ってあったが、足が引き寄せられいつのまにやらわたしはカウンターに腰掛けていた。

 

素材がよくて味もいい。

知る人ぞ知る浪速下町の名店である。

 

刺身を皮切りに名物いいだこ煮へと進み、焼鳥各種を渉猟する。

そして、すじ肉ポン酢で一息いれてシメは当然名物いいだこ煮。

 

やはり美味しい。

だから夕暮れ時、近くを通りかかれば、舌が働きかけて機会を逃さないということになる。

 

客層は独特。

不思議な趣きのおじさんが大勢を占めるので、デートや家族連れには不向きかもしれない。

が男一匹、不特定者のなか紛れて憩う場としては最適と言えるだろう。

 

さてさて今日木曜日は、北浜うおじ。

北浜うおじは、こんなものではない。

 

正宗屋で舌のウォーミングアップは完了した。

 

同じ美味しいにしても次元が異なる。

上には上がいる。

今夜わたしは昨晩を上回る感嘆の声をあげることになる。

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2018年8月8日午後6時 阿倍野正宗屋