KORANIKATARU

子らに語る時々日記

牛タン一種といっても侮れない

台風20号が近畿地方にひたひたと迫る木曜朝、下の息子は信州黒姫へと旅立った。

6泊7日。

うち1日は自由行動を満喫できるようだがそれ以外は朝から晩までみっちり勉強。

 

大阪とは水も空気も透明度が比べ物にならない。

そんな信州の地で過ごせることが親としては喜ばしいが、息子からすれば収容されるという類の話に近いようである。

 

前夜、荷造りする姿は気重そのものであったし、快適な暮らしとの別れを惜しむみたいに今朝は山ほどのパスタを平らげていった。

 

わたしは今朝もゆっくり目の出勤。

昨晩、三宮で飲み会だった。

 

たん焼BANで甲陽メンバーに混ざって飲んだ。

 

素材は牛タン一種だけ。

そうであっても侮れない。

 

たんシチュー、たん焼、たんたたき、ゆでたん、とひたらすタンだけの牛タン尽くしであったが、飽きることなく食べるほどにもっと欲しいとなるのだから、牛タンの奥深さたるやそこらの部位とは一緒くたには語れない。

 

甲陽メンバーが交わす会話もいつしか仲間の思い出や近況を巡るような遠い目しての懐古調になっていく。

世界は狭く一人、二人と知る人もあって、なかなかに興味深い。

 

多くは社会的に成功し、いまもますます成功している。

星光だって多くが成功するので、つまり同種の話のようなものである。

 

甲陽の誰それの話は星光で言えば誰それに当たる。

そんな風にひとりニヤニヤ対比対照を楽しみながら、当夜の一座のなかダントツでビールをお代わりし、タンをほしいままにする夜となった。

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2018年8月22日息子の朝食 どんだけカレー(ビーフにすじ肉、とんかつとコロッケ)