KORANIKATARU

子らに語る時々日記

何年も何年も当たり前のように一緒に過ごす

きれいに骨だけ残ったサンマが朝食のよき出来栄えを物語っていた。

出された料理を子らは完食し各自の持ち場へと出かけていった。

 

わたしは家内とともに事務所に向かう。

ちょいと用事を手伝ってもらって、近くでお昼を食べた。

 

鯖とか烏賊とか真とか。

店名は一風変わっているが、久々、会心。

当たりの店だった。

 

魚が新鮮で実に美味しい。

次回は夜訪れようと家内と意見が一致した。

 

腹ごしらえを終え、家内はヨガでわたしはジム。

たっぷり汗を流して、夕刻にまた合流した。

 

商店街で買い物し今度は家内の運転で帰途につく。

2号線が渋滞していたので高速に乗り、降りて自宅近くのコーヨーに寄ってまた買い物。

食べ盛りの息子がいるのでカゴ1つではとても足りない。

 

レジに二人で並んでふと思う。

何年も何年も当たり前のように一緒にいるが、それがとても不思議なことに感じられた。

 

家に着くなりいつものとおり、家内が手際よく夕飯の支度をはじめる。

まもなく、ナンコツの炒めもの、サンマ塩焼き、枝豆、納豆サラダ、エビの揚げ物がずらり食卓に並んだ。

 

家内は隣家にお呼ばれしていて、わたしはそれらを肴にビールでひとり晩酌。

 

そろそろ子らの帰る時刻。

それに合わせて家内が戻り夜食の支度に取り掛かった。

 

上の息子が学校のあれやこれやについてとりとめなく喋り、家内がその話し相手となる。

 

下の息子は明日ホッケー国際大会の決勝を友人らと観戦しに行くという。

ホッケー部のOBは足長おじさんだらけ。

1枚2,000円のチケットをひとりのOBが後輩諸君に人数分配ってくれた。

 

試合後は、友だち同士でグランフロント白雲台に行く。

彼はわたしにそう言った。

店のチョイスは二男に違いない。

 

わたしも家では足長おじさん。

下の息子に小遣いを握らせた。

 

明けて日曜日、わたしは同窓会の裏方業務に従事して、二男は友人らと過ごす。

ここ最近では珍しく、家内と長男が一緒に過ごすという取り合わせとなる。