KORANIKATARU

子らに語る時々日記

料理が家庭を明るく照らす

昨年訪れたとき充実の買い物ができた。

家内はたいへん喜んだ。

 

今年も家内と信楽陶器まつりに行く約束をしていた。

が、急遽仕事が入った。

 

まさに天高くというとおり。

果てしなく青い空のもと、滋賀ではなく八尾へとひとりクルマを走らせた。

 

あまりに爽快な朝なので、自分が仕事に向かっていることをついつい忘れてしまう。

行楽の側に気分が触れて嬉々とし、しかし、仕事のことが頭をよぎってその都度現実に引き戻された。

 

外部に眩しいほどの明が広がるので、どうしたって対となる内部には暗みがかかる。

明と暗を交互に行って戻って、そしてまもなく仕事モードにどっぷりつかる暗へと行き着いた。

 

会議室に座って過ごすこと数時間。

解放されたときには昼を過ぎていた。

 

秋好天の醍醐味は前半にある。

後半は日が駆け足になって一気に終幕へと向かうので、どうしたって寂寥伴うものとなる。

 

案の定、事務所に戻って雑務するうちあたりはすっかり暗くなり、弾んではちきれるような出だしの爽快はきれいさっぱり消え去った。

あとには物悲しいような中年男性がしょんぼり一人取り残されるだけとなった。

 

こんなときはまっすぐ帰って女房相手にワインでも飲んで過ごすに限る。

 

帰途携えるのは白ワイン。

前夜と同じくビッグビーンズにも寄った。

サケの白子と剣先イカ、金目鯛の平造りをピックアップし今夜のゲストとして連れ帰った。

 

下の息子は試合のあと友人らと連れ立って遊んで留守。

上の息子も当然に留守。

 

夫婦で刺身をつついて白ワインを味わい、地味な休日過ごした互いの労をねぎらった。

この体育の日、わたしは仕事に身を捧げ、家内は身を粉にして家事に勤しんだ。

 

料理のトリを飾るのは、トマトとバジルのパスタ。

家内が手際よくこしらえてくれる。

 

トリュフオイルを上から振りかけて出来上がり。

あまりに美味しく、気づけば今日もまた明るく楽しく夜が深まり、あとは子らの帰りを賑やか待つばかりとなった。

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Franco Fontana, Serie Paesaggi Immaginari