KORANIKATARU

子らに語る時々日記

生真面目ではないが根が真面目

帰宅はほぼ同時だった。

門を開けると、クルマから家内が降りようとしていた。

 

買物してきた荷物をクルマからリビングに運んでいると、下の息子も帰ってきた。

クラスで企画した焼肉会には参加しなかったようだ。

 

いつものとおり間髪おかず家内は夕飯の支度を始めた。

 

二男は部活仲間と上六の三豊麺でつけ麺を食べてきた。

全員が特盛を軽く平らげたというから頼もしい。

 

この日、大阪星光はスクールフェアであったが二男らは部活の試合で天理まで遠征していた。

相手は強豪。

天理や立命館には歯が立たなかったという。

 

微笑ましいのが駅から天理高校までの交通手段。

長い道のりを歩く先輩らをよそに、行きも帰りも彼らはタクシーを使った。

7人で2台に分乗し、運賃を均等割にすれば片道400円もしなかった。

 

萬野で買ってきたというステーキが焼き上がって、わたしは赤のワインをあけた。

肉がふっくらジューシー。

大根おろしと焼いたニンニクにともてよく合う。

 

家内はこの日、イベントに駆り出されていた。

アロマを用いた耳つぼの施術には結構需要があって、しょっちゅう声がかかって、たまに参加する。

 

世は疲労困憊の人だらけ。

20分ほどの耳つぼマッサで英気が蘇る。

 

朝から夕方にかけて家内は十数人の疲れを癒やした。

 

特技を活かして人に喜んでもらえることは素晴らしい。

十数人であっても、広義で言えば人類への貢献。

そのような役割を果たせることは幸福だ。

 

そんな話を家内とするが、それにしても思うのはその体力。

大阪までクルマ走らせイベントこなし買物も済ませ、夕飯の手を抜かないのだから凄まじい。

 

ステーキの後は、ペンネが茹で上がった。

トマトソースとチーズをたっぷりかけて二人で分けた。

 

ワインを飲みつつ、家内からこの日出合った方々について話を聞く。

 

いろいろあるなか、皆が皆、一生懸命生きている。

 

様々な横顔に触れ、家内も学びを深めていく。

そもそもが地道にあれこれ蓄積していく長女気質。

数種の特技が実地で揉まれ、そのうち何か大きなものに結実するのでは、とわたしは予想する。

 

そうしているうち長男も戻ってきた。

彼はステーキとパスタではなく、ごはんと魚を所望した。

 

家内が早速支度する。

イクラをまるで振りかけのようにしてご飯の上にのせ、サンマを塩焼きにする。

サラダ添えるのも忘れない。

 

長男の話はこのところ西大和一色。

中一から慣れ親しんだ彼ら精鋭らの疾走に拍車がかかり、その勉強ぶりが凄まじい。

 

リキある友だちの層が分厚いのも得難い縁。

そんな集団と間近に接し刺激受ける経験は貴重な財産となるだろう。

 

そんな話をして、二男もそれを横で聞く。

 

晴天に恵まれた秋の好日、みな全員、真面目に過ごした。

適当健全に真芯は外すが、うちの家族はみな真面目。

 

生真面目ではないが根が真面目。

そんな思いを強くした文化の日の夜となった。

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Bo Bartlett, High Tide, 2017.