KORANIKATARU

子らに語る時々日記

これで一区切り

今日2月21日、我が家にとって久しぶりの合格発表であった。

 

受ければ通るというレベルの試験ではなく、出来栄えに手応えあっても論述があり定員厳格化も極まって倍率高いから確信の持ちようがない。

だから発表に際しては、悪い想念も頭を巡って気持ち憔悴し、息も絶え絶えという状態を余儀なくされた。

 

もちろん前夜も安眠から程遠かった。

時間が長く感じられ、普通にしているだけで心労覚えるような状況が続くので、横になっているだけなのにかなりこたえた。

 

なんとか強い気持ちを奮い起こし、発表の時間まで持ちこたえ、平静を装い普通に過ごし業務もこなし、発表の頃合い、地元の神社に赴いた。

 

前日の陽気は陰を潜め、曇天のもと冷え込んで身が縮む。

が、薄く空を覆う雲の向こうに太陽の輪郭がはっきり見て取れて、気持ちはしっかりと前を向いた。

 

10時直前、頭を下げて手を合わせ鳥居の下で待機しスマホを凝視した。

 

10時ちょうど。

待機画面が発表の画面に変わった。

 

慶應法、幸い結果はマル。

一発目の発表から幸先がいい。

 

これでなんとか浪人とならず進学先を確保できた、そんな安堵感で気持ちがとろけ、のしかかる重しが一斉に取り払われたみたい、この浮遊感のなんと心地いいことだろう。

 

来週、全行程を終え帰ってくる。

そしてほどなくして西大和の卒業式。

 

これで一区切り。

感謝しかない。

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