KORANIKATARU

子らに語る時々日記

一生こんな感じでハードにハッスル

日曜日、充実の業務を終えて帰宅。

前菜はホワイトアスパラ。

その皿の真上にプルンと弾力ある温泉卵が投下されて、一方、キンキンに冷えたグラスに注がれるビールも美味しくて仕方がない。

 

続いてサワラの塩焼きが眼前に置かれ香ばしく、メインは生ハムとチーズとトマトの大皿サラダでこれが色鮮やかかつ艶やかにビタミン満載で栄養満点。

 

サントリーオールドのハイボールをじっくり飲みつつ、家の前に咲く桜を横目にたんと盛られた「健康」をありがたく口に運んだ。

 

土日も仕事をすると月曜の幕開けに一切「段差」を感じない。

 

早朝降った雨が春の空気を凛とつややか清涼にし、その清涼が身体を内から清々しくするかのよう。

自分自身がとても爽やかな人間に生まれ変わったと感じたほどであるから、近年稀にみる新鮮さ極まる朝と言えた。

 

だから朝の陽光差す車内がいつもより明るく美しく感じられ、電車に揺られる見知らぬ乗客らにそこはかとない愛情のようなものが芽生え、気持ちもハツラツ、手にする弁当は家内特製の焼きそばで早く食べたいと気が急いて持つ手に力が入った。

 

いま月曜の午後をまわり仕事順調、絶好調といった感じである。

 

土日にカラダを動かせなかった分これからジムで走って、たっぷり仕事した後は走ることが快楽そのものなのでそこで得た喜悦こぼれ落ちんばかりの勢いでまた家に帰って、昨日にも増しての「健康」にありつくことになる。

 

おそらくは仕事ハイ。

一生こんな感じでハードにハッスル、それを喜びつつ、いつか85歳くらいで恍惚に唐突、あっち側に迎え入れられれば、こんな幸せなことはないのだろう。

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