KORANIKATARU

子らに語る時々日記

ドクター・オクトパスからのキラーパス

帰宅すると家内の機嫌がすこぶるいい。


それもそのはず。


阿倍野の足長おじさんことドクター・オクトパスから牛長の松阪牛が送られてきて、家内の友人からは産地とれ立ての新鮮なトマトとトウモロコシがどっさり届けられた。


fleshとfresh。

足の長い方がl、地に成る方がr。

単語の覚え分けにも格好だ。


夕飯は家内手製の唐揚げと山盛りサラダ、それにチーズをたっぷり添えたトマト、締めはバターと塩で味付けしたトウモロコシ。


二人で一緒に食べつつ、近場の旅について予定を組み、飛行機を予約しホテルを選んで食事の計画を練った。


日常のアクセントとしてたまに小旅行が挟まるのも悪くない。

それで気持ちが高まりウキウキルンルン。

頑張ろうとの意欲も増すのであるからいい事ずくめである。


そして細部まで家内はこだわっていく。

ホテルに電話し、山側と街側の景色について尋ね、景観のいい方をと英語でやりとりして実に念入り。


ひとりでに旅の質があがり、わたしは随行するだけ。

楽で楽しいとはこういうことを言うのだろう。


明けて朝。

朝食は、ドクター・オクトパスが送ってくれたステーキ。


うまいうまいと二男が猛獣みたいに吠え一気に平らげた。


その様子に目を細め家内は早速長男の分を焼き始めた。

とうもろこしを添えクール宅急便で送るという。


視界が広角360度に及ぶ我らが不動のミッドフィルダーと言えばドクター・オクトパス。

専業主婦でも簡単にゴール決められる相手目線のボールを供給してくれるそのパスワークに感謝尽きない。


今朝、二男。

そして少しの時間差をもって、「おお」というゴール決まった声が長男から発せられることになる。

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2019年6月13日 朝からステーキ西宮店