KORANIKATARU

子らに語る時々日記

当たり前のように一緒に歩く人がいる

スクールフェアの日、息子の部活仲間4人が泊まりに来た。

荷物を置き彼らがまず連れ立って向かったのは風呂だった。

 

六甲にある灘温泉が定番で湯上がりにラーメンを食べるのもお決まりになっている。

 

帰ってきてくつろぐのかと思いきや、さすが若き血潮。

 

前の公園に飛び出していき、なぜか知らぬが全員が上半身ハダカとなってホッケーをし始めた。

昔漫画にあったアパッチ野球軍が住宅街の公園に突如出現したようなものであった。

 

せっかく風呂に入ってきたのに汗だく。

結局うちの風呂に入るのであったが、じゃんけんで組み合わせを決め、二人ずつ仲良く入るものだから、ちょっとわたしの感覚を超える仲の良さと言えた。

 

明けて朝。

 

まだ皆が寝静まっていたので、わたしはひとりジャージに着替えて外に出た。

駅前のミスドでスパゲッティを食べコーヒーを飲み、武庫川河川敷へと足を向けた。

 

爽やかな日本晴れ。

冷気がことのほか気持ちいい。

青空を映して川は静かせせらぎ、コスモスが色鮮やか咲いて木々の緑とのコントラストが実にいい。

だから走れば走るほど幸福感が胸に満ち、いつまでもずっと走り続けたい、そんな思いに駆られたが、一時間ほどで足腰に限界がきた。

 

家に戻ると、家内が作ったホットドッグを彼らは貪り食っていた。

のべ十数個が丸呑みにされた。

 

わたしにも朝食が用意されていた。

ミスドで朝食を済ませたなど家内に言えるはずがなく、おいしい、おいしいと言ってわたしは食べたが、それは本当のことだった。

 

栗ご飯になめこ味噌汁、そしてハムエッグ。

ハムはもりウインナーのもので、その他はみな京丹波で先日仕入れたばかりの食材。

いい季節にいい食材。

満腹でもおいしいのは無理からぬ話であった。

 

朝ごはんを食べた後、彼らはまた公園へと繰り出した。

やはり若き血潮。

ホッケーをし野球をし、最後にはラグビーになっていた。

 

息子に皆の昼飯代を握らせ、わたしと家内は散歩に出かけた。

目的などは何もなくぶらりお茶でも飲もうと電車に乗って神戸元町に向かった。

 

休日晴天の神戸。

やや肌寒く、まだ先ではあるが年の瀬の情緒を微か感じ目の前の光景が目に焼き付いた。

 

「パンやきどころRIKI」に通りかかるが、行列がさほどではなかったのでパンを買うことにした。

家内の指示に従って、あれもこれもと選ぶが二千円ほど。

神戸にしてはパンが安い。

それでめちゃくちゃ美味しいのだから、そりゃ誰だって並ぶだろう。

 

続いて家内に付き従い「パティスリー・モンプリュ」に足を運んだ。

ケーキを食べつつ、息子を訪ね今度上京する際のプランを練った。

 

そして腹ごなしにウォーキング。

元町から商店街を出て西へ西へと歩いた。

 

どうでもいいような会話を交わしつつ、ただただ素朴に歩くがそんな時間が感慨深い。

秋の好日、当たり前のように一緒に歩く人がいる。

まさに連れ合いと言え、これはやはり愛でるべきことであろうとわたしはしみじみ思った。

 

等身大で、どちらかと言えばありのまま。

そんな繋がりがベースにあるからだろう、あの手この手で何か取り繕ったり、隠し事をしたり、自身を大きく見せたり嘘をついたりといったことから無縁に生きられる。

 

段差なく地続きな人間関係がぺちゃくちゃ話をしながら並んで歩いて、新開地、大開を経て兵庫駅に至った。

 

電車に乗ってひと駅、新長田で降りる。

昼食はわたしのリクエストで平壌冷麺。

 

ロース、ハラミ、上ミノ、てっちゃんを焼き、辛っ辛っの辛みの味付けにして食べ、冷麺を味わった。

これで大満足。

 

息子に持ち帰る肉を焼いて、休日の外出は完了。

うつらうつら鈍行列車に揺られ揺られて家路についた。

 

夕刻、子らはおらず連絡すると灘温泉にいるとのこと。

夜は阿倍野はやで、スクールフェアの打ち上げだという。

 

今夜もまた夫婦ふたりの夕飯となるようだ。

腹を空かせねばと、二人の意見は一致した。

 

三連休の締め括りはジム。

秋の夕暮れの風情を窓外の明暗に感じつつ、40分筋トレし40分走って、夫婦揃ってカロリーを消費した。

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2019年11月4日 休日の光景

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