今月の後半、ボリュームのある業務が連続した。 そのうちのひとつ。 複数日にまたがった案件が、この日に無事ようやく完遂をみた。 だから、途中下車してわたしは長田の平壌冷麺を訪れた。 ひとりで肉を焼きビールを飲んで、これも仕事と自身をねぎらう。 緩…
岩盤浴を終えての帰途、ノンアルコールビールを求め駅前のコープに寄った。 夕刻、買い物客で混み合っていた。 比較的空いたレジがあったのでその列に並んだ。 わたしの前は女性。 小学生の子がいる、といった年格好に思えた。 その女性が会計する際、事件が…
その昔、家内を当てこすった人物はこう言った。 「あんたには友だちおらんやろ、あたしには百人おるけどね」 そんな話を夫婦で思い出しつつ、友だち百人について考えた。 一人ずつ顔を思い浮かべて、すぐに気づいた。 わたしという箱には限りがあって、百な…
天気予報とは裏腹に雨が降り続き止みそうにない。 京都へ行こう。 当初は家内とそう話していたが、予定を変更することにした。 各部屋にルンバを走らせ、ハンディクリーナーで家内がルンバを補佐し、わたしは左手にマイペット、右手に雑巾を持ち、部屋という…
空の青と木々の緑が明るく映える快晴の朝、家内は芦屋へと出かけ、わたしはその間、武庫川を走った。 家内の行き先は阿部レディースクリニックで、先日、ヨガ仲間にも同院を勧めたという。 院長がほんとうに優しく、何でも話せて励まされて元気になる。 もう…
明石にて業務を終えて電車に乗った。 右手に海を見ながら、着信のあったメールに返事をしていく。 母の日のギフト特集というメールに目が留まった。 一年前のことが思い出され、視線は自ずと海へと向いた。 母が体調を崩したのはちょうど去年の今頃、GWに差…
このほど女房が戻ってきた。 東京滞在の疲れを取るためヘッドスパを受けてくる。 だから帰宅が遅くなる。 そう言うから、わたしも寄り道して帰ることにした。 帰途、ひさびさ岩盤浴に寄って、夕刻の時間を過ごした。 疲れも取れて清々しい。 小雨が残る夜道…
長年にわたって業務に携わり、たいていのことには慣れ、だから仕事に勤しむ時間のほとんどを平常心で過ごすことができる。 平穏が何より。 そう思う性格のわたしであるからこの状態が幸せで、もし日常が憂いに侵食されれば職業者としての耐用年数は激減の一…
4月も下旬に差し掛かり、前方をみればGWが間近に迫る。 だからだろう。 忙しい。 前日も業務に追われ、この日も同様。 早朝から午前中にかけて書類を整え、午後からは外に出た。 訪問と訪問の予定の間に電話業務がちょこちょこと入って、余白の時間幅がみる…
東京滞在4日目の夜。 ホテルで過ごす家内に電話した。 先日家内が受けた国家試験の結果が出て、合格。 ささやかな資格であっても資格は資格で国家資格。 事務所の業務に直接役立つからありがたい。 報せを受け家内は喜んだ。 が、結局すぐに会話は息子らを…
話を聞いてわたしはいたく感心した。 職場は苛酷。 体力と気力が充実しているはずの若者であっても、尻尾を巻いて逃げ出しかねない。 そんな環境下、そこそこの年齢になってもその女性は甲斐甲斐しく働き続けていた。 たいへんでしょう、ほんとうによく続き…
先日のこと。 ある事業主の方に格闘技について教えられた。 この6月に日本一を決める戦いがあって、格闘技ファンなら誰もが熱く注目している一戦があるのだという。 わたしは何も知らない。 が、聞くうちその熱がこちらにも伝わってきた。 タケルとテンシン…
会合の席に招かれて金曜夕刻リーガロイヤルホテルを訪れた。 会場は3階。 受付に大勢の人が詰め掛けていた。 まずは遠巻きに立ち、わたしは人がはけるのを待った。 と、同じく遠巻きの位置に見慣れた顔があって驚いた。 島田市長だった。 やあ、と言って彼…
夜になって季節標準の気温に落ち着いた。 日中はまるで夏だった。 開けた窓から雨音とともに涼が入り込み、カラダに微か残る火照りが和らいでいった。 家内と夕飯を食べていると、テレビのニュースが東京地方の寒の戻りを伝え、わたしたちは東西の気温の差に…
業務を終え、喜び勇んで心斎橋へと向かった。 声が掛かれば断らない。 わたしの飲み会出席率はゴロフキンのKO率をはるかにしのぐ。 この日誘ってくれたのはもちろん大阪星光33期。 ホテル日航にある但馬屋で向き合った。 ビールからハイボール、そしてワイン…