KORANIKATARU

子らに語る時々日記

過去へと戻って助走し未来へと跳ぶ

先週は土日も業務でふさがり引き続き仕事に押された。 それで週末に課題が残って、日曜の午前も書類にかかることになった。 昔はいつもそうだったから別に苦ではない。 それどころかデスクに座るとそれがわたしにとって揺るぎない定位置と感じられ心がゆった…

出かけずとも家で十分過ごし良い

書類業務が溜まっていて土曜は家に籠もった。 女房も家で料理を作ったり家事に勤しんだ。 どこかへ出かけずとも家で十分過ごし良い。 夕刻、家内の運転でジムへと向かった。 土曜の夕刻、ジムは空いていた。 夕闇に包まれる時刻、夫婦でゆったり泳ぎ、その時…

肉と記憶と音楽で心身隅々まで満たされた

駅を降り客先へと向かう道中、スポティファイから流れるおすすめ曲に心を奪われた。 画面を確認するとミイナ・オカベのEvery Secondという曲だった。 いい曲がその瞬間、瞬間を特別なものにしてくれる。 何の変哲もない眼前の光景が鮮烈に目に刻まれた。 ま…

50や60などまだ小僧

意識していないとついうっかり自分が55歳であることを忘れてしまう。 ここ最近、定年間際の営業マンたちと一緒に仕事する機会が増えた。 そのハードな仕事ぶりをみて感心し、「もういいお歳なのに」と一瞬思ってその度に思い直す。 さして変わらない。 わた…

ああ済州島は素晴らしい(その3)

済州島滞在も最終日となった。 朝食は運転手キムさんがすすめてくれた人気店でとることにした。 店はホテルから歩いて5分ほどの場所にあった。 雨模様のなか平日の朝の雰囲気を感じつつ夫婦で歩いた。 前日の日曜は満員で席がなかった。 月曜も朝からそれな…

いつまで経っても真面目体質から抜け出せない

「お仕事たいへんそうですね」 そんな労いの言葉をかけられ口から出た言葉は本心だった。 「いろいろあって、いろんな人にも会えてとても楽しくやっています」 実際、そう。 あれこれ目まぐるしく、脳がびゅんびゅん回って実に面白い。 ぼんやり眠たい時間を…

ああ済州島は素晴らしい(その2)

今回の済州島旅行に備え日本語ガイドを頼んであった。 釜山ではイさんにお世話になった。 一度目は夫婦で。 二度目は家族四人で。 息子らもイさんのことが気に入って二泊三日の滞在を通じて打ち解けた。 そのイさんに尋ねたところ、いい人がいるとのこと。 …

たまには不自由になって自由の味を知る

いい感じで冷え込んだ晴天の日曜日。 あいにく仕事が入って朝から晩まで喋って喋って喋りまくって日差しの届かぬ屋内で過ごすことになった。 業務を終えて心地いい冷気の漂う屋外へと出て、この解放感がたまらない。 かつて勤め人だったとき、自由に出歩けず…

週末、物事が適切な場所へと配列し直された

京都に用事があるという家内をクルマで送った。 せっかくの京都である。 南禅寺あたりでお茶して軽めの朝食を共にしてから家内を残し、わたしはひとり京都を後にした。 海へと向かってクルマを走らせ昼過ぎに洲本に到着した。 手近なところで腹ごしらえを済…

ああ済州島は素晴らしい(その1)

昨年の3連休は台北を訪れた。 今年は済州島を行き先に選んだ。 東アジア屈指のリゾートであるから一度は行かねばならない。 そう思って直行便がなかなか取れず先延ばしになっていた。 土曜日の朝、伊丹空港までの道は空いていた。 タクシーですいすい進んで…

疲労はこまめに捨て去って持ち込まない

一日の業務を終えて疲れ果てた。 一昨日は武庫川を走り、昨日はプールで泳いでカラダを癒した。 この日は全身マッサージを受けることにした。 ここ最近通い始めたJR尼崎の店が満杯だったので隣町をしばし彷徨った。 立花駅で行き着いた店が当たりだった。 そ…

何気ない日常が価値の最上位を占める

忙しかったことを除けばなんでもない一日だった。 そしてこの日も同様。 存在しなかった瞬間たちが次々と立ち現れていった。 仕事を終え帰宅するとクタクタだった。 デスクワークでの疲労を除去するには走るのが効き目抜群だが、歩き回るなど重力に抗して蓄…

明暗が織り混ざって疲労が癒える

明から暗へと移り変わる時間帯だからだろう。 明が立ち去った日暮れ時、暗にまだ目が慣れずあたり一帯がより一層暗く感じる。 だから日没後、武庫川へと走りに出ることはなかった。 真っ暗な中、走って危なっかしく爽快である訳がない。 連休で完全リフレッ…

お酒を飲むと暇になる

ほんとうに忙しい。 だからやりたいことがあっても追いつかない。 走りたいし泳ぎたいしマッサージも受けたいし本も読みたいし映画もみたい。 が、まったく足りない。 やりたいことの大半が手つかずのまま、時間があっという間に過ぎ去っていく。 仕事が片付…

夫婦の歴史に刻まれる名場面

夕刻、ホテル前でタクシーを降りた。 朝と昼にたっぷり食べたので夕飯は入らない。 では、先にプールにでも入ろう。 家内の提案に従うことにした。 支度するため部屋へと戻って扉を開け、息を呑んだ。 目に飛び込んできたのは海に浮かぶ無数の漁火だった。 …