KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

子供は子供だった頃(その2)

この劇的な気分の変化によって、学生時代に観たベルリン天使の詩という映画を思い出した。 素朴に良きものを探求し数々映画を観て本も読んだ学生時代であったが、これは屈指の名作だ。 世界が白黒とカラーの対比で描き分けられる。 人々を見守る天使らの視点…

子供は子供だった頃(その1)

明け方雨が降っている。 クルマで出発する。 何年か前、急にエンジンが停まった場面をふと思い出す。 代車で武庫川沿いを南へ走っていた。 スポーツの森でひと泳ぎしようとプールに向かっていた。 ちょうど梅雨時で雨が降っていた。 間もなく臨港線に差し掛…

人の自然な流れを指して、順目と呼ぶ。

人の自然な流れを指して、順目と呼ぶ。 何通りもある道のうち、どのような力学でか自然と人の流れが濃くなる通りが生まれる。 それが順目だ。 例えば地元だと、かつてはスーパー万代くらいしかなく人通りも少なかったのに、西宮ガーデンズができ鷲尾耳鼻咽喉…

オスノイズとメスノイズ

すっかり回復したが、昨夕急に熱が出て慌てて帰宅し頭痛の見目形をまさぐるように臥せっていると電話が鳴る。 無意識裏に、息も絶え絶えかったるいような声を出してしまっていたのだろう。 相手からすれば失礼な話だ。 はーはー、と声漏らすなんて程度の悪い…

暴力について(その2)

強調しておかねばならないが、今の大阪下町は全く異なる様相を呈する。 暴力はびこる場所は、教育熱が高くなる。 暴力の対象として虐げられる立場から自由になるには、勉強して身を立てるしかない、このような思考が皆を勉強に駆り立てる。 いまでは相当に優…

暴力について(その1)

休日の3日とも始発で事務所に来たがこれはもう単に習慣である。 始発で来て一仕事終えて歩いて帰る。 土日両日自宅まで12kmの道のりを歩いて帰り、年末年始の激務で蓄積された澱を掃き出し爽快感小脇に抱えてにこやか過ごす。 ニュースなどを聴きつつ歩くが…

よっ久しぶりマインド(その2)

電車で帰る。 podcastでニュースをまとめて聞く。 気になるトピックがあればネットで記事を検索しチェックする。 本や専門誌にはざっと目を通すけれど、新聞を読む事もテレビを見る事もほとんどなくなった。 家でも新聞を取らない。 週刊誌のアホすぎる見出…

よっ久しぶりマインド(その1)

許認可要件整え顧問先の事業継承の手続を終える。 何年か越しで取り組んできた。 責任を果たしたという安堵感と父子に渡る当の会社の歴史が浮かび感慨一入となる。 帰途、事務所で用事を済ませ天王寺へ向かう。 昨晩からの肌寒さがさらに極まっている。 アポ…

24時間で息の根が止まる

これまでの経験から十分に弁えていたはずだった。 日曜夕刻、焼肉に舌鼓を打ち注がれるままビールを飲み、ああ楽しやと思った矢先に電話が鳴った。 FAX1枚の送信を忘れていたようだ。 イルミネーションのように顔色が赤から青へ、かなりの青へと変わる。 顧…

うみのさしみ

雨があがる。空気が生暖かい。 セーターだけ羽織って始発で事務所に向う。 午後に出かける用事があるので、さっさと今日の仕事を片づけなければならない。 昼になり一段落、こざっぱりしようと散髪屋に出かけるが、職人揃いのあさひ理容は町のおじさん達でご…

二月になれば、、、

今朝5時15分、トラックに猛追される。 2号線が曽根崎通りと名を変える辺り、ちょうど淀川大橋から野田阪神の交差点に差しかかる付近でパッシングされ続けた。 左右二車線とも前を走るクルマが法定速度で並走している。 左が白い軽トラ、私の前にタクシー。…