KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

理想の伴侶つづき

夕刻、買い物帰りの家内をクルマで拾って一路コストコへ向かう。 私は買い物が大の苦手で、混み合うとなれば更に不快さが増し、憂鬱な気分がなくもなかったが金曜夕刻のコストコは人影まばらでレジの行列もほとんどない。 見晴らし快適、広々した空間であれ…

口と財布は開けたら損々?

夕刻になり雨足が強くなったようだ。春めいた明度は保たれつつも窓外の視界が雨滴で滲んだようになる。差しで向かい合う初老の男性が言う。先生、いつも勢いよく打てば響くというのも考えものですよ。性格の良さでしょうが、先生の場合はいい返事をして何と…

理想の伴侶

江戸堀の公証役場で用事があった時はほぼ必ず喜作に寄ってネギトロ丼定食を食べる。 昨日初めて蕎麦ではなくうどんをチョイスした。 うどんも程よい歯応え、なかなかいい。 このレベルの飯屋を各駅に一つ配置する。 選挙に出るならこの公約一本で楽勝だ。 喜…

正しい言葉遣いは人の為ならず

花冷えの朝、小腹が減ったので事務所を抜け駅前のパン屋に並ぶ。 ちょうどレジが二つ塞がっていて、その中間、左右を睨むようにYの字の要の位置に立って待つ。 右のレジが空く。 と、不意にどこからともなくおばさんがぬっと現れレジの前に立つ。 すがめた…

高止まりした金銭感覚が高転ぶ(その2)

土曜に家内とプールへ向かう途中、ユニクロで普段着のズボンを買った。 2着で5千円しなかった。 今も貧乏だが、かつてもっと貧乏だったとき、1着2万円のズボンを買っていた。 どうかしていたのだろうか。 心が空洞だったのか、そんなものでも身に付けな…

高止まりした金銭感覚が高転ぶ(その1)

この日曜が長男最後のラグビー送迎となった。 朝8時、助手席に長男、二男を後部座席に乗せ家を出る。 週末何度も何度も通った経路を辿ってフライアップ式が行われる芦屋総合公園まで送り届けた。 送迎の回数は家内には及ばないが優に百回は越えるだろう。 …

喜んでもらうと嬉しい

間もなく上方温泉一休というところで、観光バスが左折し入って行くのが見えた。 悪い予感は的中し、お湯場は高校球児で混み混みになった。 丸坊主の若きちんちん君たちは鍛え上げられた体躯をしてしかしとても幼い風に湯浴みに興じている。 丸裸で対峙すれば…

老後という区切り

奈良から西宮を経て大阪市内をまわり4時過ぎに事務所に帰還した。 今朝は4時から始動なのでちょうど12時間の活動で一休みだ。 帰途、荷台にベニヤ板積むトラックが前を走っていて、その荷が解けた。 本町通りからみなと通りに入り野田方面に向かう道路での…

餌付けし恐怖でロック

長男が小学生となる春、入学式に何を着せようかと家内とあちこち走り回ったのがつい昨日のことのように思い出されるのに、いつの間にか当の長男が卒業式を迎えた。 塾やらの送迎でついこの間までは助手席には決まって長男がいたが、いまや二男がその座を占め…

腕時計を買って物欲が寝返りを打つ

腕時計を買った。 別に値の張るようなものではない。 普段使いで肌にフィットし、寝床の暗がりでも時間が視認できる、そんな程度の必要性で買い求めた。 この腕時計が実にいいのだ。 とてもいい。 つけ心地よく気分がいい。 こんなにいいのならもっと買おう…

情報の三要素

夕刻、事務所に立ち寄った同業者の運転で鶴橋のアジヨシに向かう。 何となく冷麺が食べたくなったのだった。 冷麺となればここらではアジヨシが一番美味い。 凌駕する店を探すには、遠く神戸の長田まで見渡さなければならない。 長田郵便局のちょうど向かい…

上からメッセージ

明け方、あまりにFMの喋りがつまらなくて音声をミュートにし、寂としたなかクルマを走らせる。 運転中、色々な思念が生じては去ってゆくが、今朝は何といっても、昨晩の夕食、心のスクリーンは鴨ざる蕎麦に釘付けだ。 家族で門戸厄神の夢打庵を訪れた。 長…

連絡くるうちが花

週末金曜、会食の席を辞し、大阪駅で乗り換える。 夜が深まっていこうという時間帯、くつろいだ賑わいのなか春めいた空気に気持が和む。 富山湾で解禁となったばかりのホタルイカの芳しい風味を反芻しつつ、春の到来を肌身感じる。 この時間ともなると仕事の…

福効医院・そこに行けば大事にされる

天神橋筋商店街は日本一長いことで知られるが、南端のファルメディコ株式会社を始点とし天満市場を経て、北端の福効医院までをまっすぐ直線で結ぶ。 いずれも大阪をウォッチする上で見逃せない重要スポットである。 そして、それら三拠点をつなぐこの商店街…

いい流れを絶やさすぬように

四ツ谷駅では橋梁下のホームから階段を上がって目線が高くなるごとに空一面の青が徐々に視界に広がり何とも晴れやかな気分となる。 大阪だと阿倍野ルシアスのエスカレータを上がって地上に出るときに類似するような開放的な視界の変化を感じる。 そのまま信…

中学受験を振り返って(バトンタッチ)

メカニズムが定かではないので、いつかこの順風は止むのだろうかという危機感はいつだって付きまとう。 しかし、これまた噴飯な話かもしれないが、正しく生きていれば大丈夫だろう、という気がするのである。 一体それ以外に何ができるだろう。 自分の殻を大…

中学受験を振り返って(ヒッチハイク)

温泉からウォーキングしての帰途、43号線と北港通りの交差点で学生と思しきヒッチハイカーをみかける。 「西へ」と段ボールに大書きし、それを高くかざして無言で訴える。 少し離れた背後からその様子をうかがう。 くしゃみを我慢しなければならない。 鷲尾…

中学受験を振り返って(20年前の再会)

ちょうど私たちが大学を卒業した直後だっただろうか、33期の仲間が一人事故で亡くなった。 33期最強の人物の一人であった彼が亡くなるなんてとても信じられないことであった。 方々に散っていた同期生達が通夜に駆けつけた。 久しぶりに見る顔ばかりであり、…

中学受験を振り返って(さあ33期会)

場所は北新地、人気焼鳥屋の元気という店だった。 公認会計士章夫が忙しい合間を縫って毎度毎度ナイスな店をチョイスしてくれる。 そぼ降る雨の中、梅田から歩いて向かう。 この程度なら傘は不要だ。 こじんまりと膝付き合わせてじっくり呑む序盤。 次第に賑…

中学受験を振り返って(33期会当日)

春を間近に控えて寒暖が交互に訪れる。 一昨日は汗ばむ陽気であったのに今朝は着替えることさえ億劫なほど冷え込んだ。 朝の5時に出発しクルマで事務所に向かう。 FMでCarole KingのYou Make Me Feel Like A Natural Womanが流れる。 雨の情景から始まり、…

中学受験を振り返って(塾の役割)

大手の塾ともなるとどこも月謝は高額だが信者がお布施召し上げられるようなものであり、親は何とかやりくりし食うや食わずであっても黙って払う。 信心を背景にしている点から、塾については宗教的要素もあると頭の隅に置いておいた方がいい。 それぞれ定評…

中学受験を振り返って(入試って)

中学入試終了から1カ月以上が経過した。 長男の友人らの悲喜入り混じった結果も数々聞こえてくる。 あの受験は何だったのか、忘却の彼方となる前に、そろそろ簡単に振り返っておいてもいい時期かもしれない。 受験勉強や学歴といった話になると、近視眼的な…

中学受験を振り返って(ホームで手を振る)

通常の業務に加え役所の調査対応やら日帰出張やら日々の一期一会な学びを咀嚼しつつてんやわんや過ごす相変わらずの月末であった。 仕事して疲れを抜いては仕事して。 季語もへったくれもない一句でも手向けよう。 本日土曜日、来週からの波乱に富むドタバタ…