KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

男三匹、葛城で焼鳥堪能

1さて、カラダを絞るにはどうすればいいか。中年なのにシャープな体型を維持したままの友人らを思い浮かべる。共通点があった。皆、熱心にカラダを動かしている。食事の摂り方についてはおいおい考えることとしまずは手探り、運動する時間を確保し走るなり…

甲子園球場から始まるフィールド・オブ・ドリームス

1真夜中、ドンッと物騒な音が響いて目が覚めた。公園のカラスが甲高く鳴き始める。ものがどこかで落下した、そういった話ではないと即座に分かる。下から突き上げられるように揺れている。この揺れはいつまで続くのか、と凍りつく。幸い揺れは一瞬で収まっ…

第二の人生スタートプロジェクト

1いまの人生に引き続き、趣き異なる新たな人生が訪れるのだとしたら。それはもう魅惑的な話であろう。突拍子もないほど夢想的なものはさておき、今と自然に接続し、なるほどこのようになるのであったかといった会心の展開となる「第二の人生」。そのような…

疲労のケアと自分のキャパ

1月末にかけ疲労感が増してくる。朝、一気に起き上がれない。この「もたつき感」こそ疲労の兆し。疲労は思索の故郷である。平素の負荷と今後の見通しについて考える。ちょうどいい感じのしんどさの毎日だ、そのような結論が出る。寝床での自問自答の末、ま…

大阪市内は住む処ではない、と不動産屋は言った。

1夕刻、家路につく。クルマを発進させ、野田の交差点で信号を待つ。夕焼けを背景に環状線内回りが高架を走る。私の左横では、親子連れの自転車が信号待ちしている。母親が、後部座席の小さな息子に電車だよと指差している。何とも懐かしいような、心和む光…

老いたその後の楽しみ

1懇親会は鶴亀で行われる。事業所の送迎バスに揺られて現地に向かう。仕事で訪れるだけでなく長男の学校も近いのでここら界隈はいつのまにか馴染みの道となった。池部方面から県道36号線を伝って王寺方面へ。遡れば旧石器時代に端を発し縄文、弥生、飛鳥、…

幸福の感度がやたらと増した一日

1木曜夜、飲み過ぎた。場所は、グランフロントの白雲台。白雲台と言えば、鶴橋。冷麺がめちゃくちゃ美味い。それがグランフロントにある。鶴橋とグランフロント、噛み合わせ悪いような気もするが、店は大盛況であった。異種組み合わせの妙、という奴なのだ…

死にかけて知る天職

1二度、死にかけたことがあった。和食屋のテーブルで差し向かい。事業主は語り始めた。若気の至り、その真っ盛りの頃。その夜もいつものように六甲の山道をバイクで攻めていた。態勢を傾けながら猛スピードでカーブに突っ込んでいく。ふと路面に何か黒い液…

大阪がダメでも神戸があるし京都がある。

1月曜日の朝、JR神戸線に洛南の中学生と星光の中学生が乗り合わせた。大阪都構想が幻に終わった。そのような話題となった。残念だったが、おれたちは兵庫県民。大阪がダメでも神戸がある。今日もがんばろう。手を振って別れた。2まもなく夏。大阪の西成あ…

住民投票前日、二男とひととき大阪で過ごす。

1受験を終えて以来のこと。土曜日の学校帰り、久しぶりに二男が事務所を訪ねてくれた。まずは昼を食べようと誘う。二男は無類のラーメン好き。近くにできた濃度8へ向かう。昼の時間帯はとっくに過ぎていたので空席があった。待つことなく着席し目玉商品だ…

夫婦という存在の不思議

じめじめした大阪の夏が本格化しつつある。そう予感させるほどやたらと湿っぽい昼日中、京阪電車に乗り換える際ふと本屋に立ち寄り、西部邁の「生と死、その非凡なる平凡」を買った。帯にあった「妻を看取るまで」という語に目が止まり、手が伸びたのであっ…

奈良葛城の地でヤンアメに魅了される

1長男がソロで歌ってソロで踊る場面がある、そう聞いたので予定を変更し家族で見学に訪れた。放課後は友達と学校に残って勉強したかったという二男をクルマでピックアップし、奈良葛城にある西大和に向かう。見るべきものは目にしておいた方がいい。勉強な…

何かひとつ楽しければそれで十分

大型連休は嬉しいけれど終わると少し物悲しく、本調子となるまでに数日を要してその間、何とも歯がゆいような地に足付かない浮遊感に苛まれることになる。もちろん、日常に戻って仕事はするのだが、酩酊伴うような浮いた感じ、決して心地いいようなものでは…

絶妙のタイミングで天から舞い降りたプラチナ・チケット

1阿倍野の田中内科クリニック院長からタイガース戦のチケットをもらった。ネット裏、ちょっとした特等席である。感謝。ちょうど中間テスト終了のタイミングと重なるので二男を連れて行くことにする。受験勉強に勤しむ間、近所にあるのに甲子園球場どころで…

懐かしの51号館と奇想天外な20年

51号館の前を通りかかったのは5月6日の朝7時33分。神楽坂から早稲田に向かって歩き、本部あたりを散策したのち、懐かしの理工学部へ足を向けたのだった。この辺りに家があったら食堂でもやってみたい、というようなことを朝の散歩についてきた家内が言う。学…

誰かが何者かになる瞬間

1空一面隅々まで晴れ渡った日曜日、神鋼灘浜グランドに向け家内と出発する。JR神戸線各駅電車に腰掛け、あれやこれや、ほとんどは家族の話題で時間が過ぎる。あっという間、住吉駅に到着した。2号線を渡って南に向かう。海に近づくからだろうか、休日だか…

人もそれぞれ、景観もそれぞれ

1紫外線が強烈だ。半袖で丸出しの前腕が焦げ付くようにヒリヒリとしてくる。周囲見渡せばどの顔も真っ赤っ赤。これはビールに酔ったせいというより、日焼けによるものなのだろう。そのようにお台場オクトーバーフェスタの会場をキョロキョロ見渡していると…

観光地の芯を外して巡る東京の旅

1夜の9時には自宅に戻り、今年のGWが終わった。二男は即座に試験の準備に取り掛かり、長男はロードワークを終えた後、遅くまで机に向かった。旅が終わった途端に、普段通りの生活が再開した。彼らの自律的な日常への回帰力はなかなかのものであると感心しつ…

徹夜明けで試合しGWに突入

1早朝目覚める。今日は事務所に行く用事がない。明け方の町を散歩する。空の青の明度が増していくなか、樹木の緑の香りを胸深く吸い、小鳥のさえずりを楽しみながらまだ寝静まる街路を甲子園球場を目的地としてのんびり歩く。日曜朝を存分に堪能する。コン…

大阪星光学院、常時接続奇跡のネットワーク

卒業し数十年経過するもまだ当時と同様、学校に通っているかのようにあまり分け隔てなく日頃から大阪星光同級生らは仲が良いのであるが、年月が経てば経つほど、この「昔のよしみ」のフラットな間柄が日々その組成を強化し続ける、凄味漂うほどのネットワー…

西宮北口、イル・レガーロでイタリアン堪能

我が家のGWが始まった初日土曜日、家内と買物に出かけた。私は買物が大嫌いである。人混みがあるだけで気疲れするのに、赤でも青でも三角でも四角でもなんでもいいようなものについてああでもないこうでもないと品定めし続ける時間など、虚無にしか感じない…