KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

映画を見て知る世界は広大無辺

仕事後、帰宅し映画を見る。「黄金のアデーレ名画の帰還」。作中のセリフで、三大絶滅収容所として名を留める施設が2つ挙がった。ベウジェツとトレブリンカ。残りのひとつ、ソビブルについて先日の朝日新聞で触れられていて、わたしはその3つを知ることに…

わたしたちの喜色満面はこの地この時に強く色濃く痕跡を残した

小さな水滴が頬にあたって心地いい。この程度のお湿りならば雨とは言えない。水の粒を伝って届く草の匂いが心を隅々まで穏やかにしていく。家内と二人、人影少ない夕刻の川べりを小一時間走る。ゆったりとした時間の流れに歩調を合わせるかのよう、空の鉛を…

尼崎たにぐちクリニックのHPより

いい風貌。深みあって優しい声が写真から立ち上ってくるかのよう。丁寧で筋の通った思考は英国ケンブリッジ仕込み。来院者の問題解決に向け最善解を見出し助力惜しまない。ダイエットの実践指導についても先駆中の先駆。JR尼崎、たにぐちクリニック。 www.ta…

伴侶によって未来は様変わりする

自室で本を読み終える。『インクルージョン思考』。「複数の問題をコンマ一秒で解決できる思考法」と帯に銘打ってあって手に取った。そんなことができればどれだけ素晴らしいだろう。期待に胸膨らませて読み、読後も思う。そんなことができればどれだけ素晴…

揺らぐことのないオカン・スピリット

阿倍野橋で降り谷町線に乗り換え南森町へと向かう。大阪独特の蒸し暑さが本格化し始めている。 陽射し強く風はなく生ぬるいような空気がカラダにまとわりついてくる。往来を歩くより空調の効いた電車内にいる方が快適だ。予定まで時間があったので大阪天満宮…

耳は脳の取っ手のようなもの

雨降る直前にジョギングし終えた。夕飯は野菜たっぷりのビーフシチューに夢屋のパン。帰宅したばかりの長男と向かい合って食べる。勉強する合間合間、彼はカラダ動かさずにはいられない。来月、関西地区の春季大会に出場するという。会場は滋賀。家内と連れ…

憧れが蝶よ花よとネット空間を舞う

ホテルのロビーでオバサンたちが写真を撮り合っている。何か催しがあったのだろう。みな美しく着飾っている。それぞれ交互に被写体となるが慣れた様子だ。堂に入った構えと作り笑顔からそう窺える。おそらくこのあと各者各様、SNSに写真をアップするのだろう…

耳リフレで息吹き返した

やや過密気味であった日々もようやく境に達した。今日を区切りに千々乱れるような煩忙が収束していく。昨夕、神戸での仕事を終え、いっとき心解き放たれた。受け身なされるがままの翻弄からようやく脱せられる。帰途、自然と灘温泉に足が向いた。ぬるめの温…

どのみちチカラを合わせることになる

先日の会のこと。立食の円卓を囲み三者が息子の中学について語り合っている。同年代であるから子の歳は近接している。一人は大阪星光。家から至近、交通の便がすこぶるいい。一人は西大和。学校の面倒見が抜群、安心して子を託することができる。一人は東大…

夜風に吹かれての夕飯

日曜夕飯。焼肉だと家内は言った。普段とは趣向を変え、ベランダで肉を焼きそこで食事することにした。長男は友人らとギャングスターズの練習見学に参加し留守であった。有志募って近々アメフトの大会に出るらしい。やるとなればとことん真剣に取り組むパッ…

田中内科クリニック開院5周年記念

1夏日となったこの日、午後4時になっても陽射しは一向に衰えることがない。ちょうど今頃、相良さんが京橋駅で田中院長と落ち合っているはずだ。わたしは東西線を使って別途西宮から会場へと向かう。桜ノ宮駅を降り大川沿いの緑陰の道に入る。風やわらかく…

百人力どころの話ではない

二男はすでに着替えて支度を終えていた。中間試験の真っ最中である。電車の時間を待ちソファに座ってプリント類に目を落としている。当時のわたしたちと全く同じ制服なのでかつての同級生がそこに座っているようにも見える。今日もガッツ出していこう。そう…

PHB Design ホームページより

広告として機能してきた看板等はいまや脇役となり、最終的なポイントゲッターはホームページであるとの認識がますます強まっている。単なる情報の羅列ではなく様々な切り口での全情報がそこに集約される。良し悪しの差は決定的で、看板等の比ではない。 【PH…

静けさとはしばらく無縁

北摂の道は複雑だ。新御堂に入った瞬間、何が何だか分からなくなる。この日も案の定、吹田に向かうのに分岐を通り越し千里まで行ってターンした。やっとのことで目的地近辺まで到達するも住宅街の区画は迷路のようであり道幅狭くおまけに急傾斜もあって、乗…

西大和「進路の手引き」を読んで感動した

仕事を終え西天満から南森町へと駅に向かって歩く。夜風涼しい宵の口、コンビニ前ではサラリーマンが缶ビール酌み交わしささやかな宴に興じている。酒盛り用のテーブルまで設えてあって、ちょっとした立ち呑み屋といった装いだ。くつろぎはじめた街を後にし…

この世は結構スパルタだ

学校関連の行事があって、家はわたしと二男の二人だけ。作り置いてあったカレーを二男が食べている。あまりに美味しそうなのでわたしもカレーで夕飯を済ませることにした。家のカレーを食べるなど久しぶりのことであった。家庭定番の素朴な食事が美味しいこ…

そこまでは見届けたい

リビングを行き来する我が家男子の姿を眺め、今更ながらその成長ぶりに目をみはる。ついこの間までは両脇に抱えて運べるような子グマちゃんであった。それがもはや青年という域に差し掛かっている。いまやわたしの方こそ運ばれる。二人並べばさらに一大パノ…

能面の奥がみるみる緩んでいった

駅前のコンビニで新聞を買いホームの階段を上がる。最後尾まで進む。毎度同じメンバーがホームで電車を待っている。皆が顔馴染みのようなもの。言葉を交わすことはないが互いが互いを認識している。そのなかにいつものとおり杖つく老人の姿もあった。まもな…

小さく閉じた世界のその向こう側

1ウグイスが鳴いて足を止めた。ほどなく別の方角からも聞こえた。新緑が陽光に映え目に眩しい。河合町役場の庭園には何羽ものウグイスが身を潜めているようだ。透き通ったような音色が緑の一帯へと響き渡って空へ吸い込まれ、やがて静寂が訪れる。しばしそ…

ジリ貧列車の行き着く先

ケニアの湖畔で27体もの人骨が発見された。かつて沼であった場所が砂丘となってそこに埋まっていた人骨が地上に姿を現した。内訳は大人の男女21体、子ども6体。中に妊婦も含まれていた。いずれの遺骨にも虐殺の跡があった。両手両足を縛られ頭蓋を殴られ粉砕…

いい曲との出合いはいつもたまたま

京阪電車守口市駅を降りる。まだ昼の12時45分を過ぎたところ。面談時間まで少し間がある。駅の階段下に立ってありふれた駅前の光景を漫然と眺め時間が過ぎるのを待つ。音楽でも聴こうとイヤホンをつけradikoでラジオNIKKEI第2を選んだ。そのとき流れた曲が…

早起きは得だらけ

今朝は早くに登校するということだったので朝5時に長男を起こす。昨晩帰りが一番遅かった二男はすでに起き課題に取り組んでいる。窓を開けると雨あがりの涼風が部屋に入り込んでくる。太陽はすでに東の地平から顔を出し、みずみずしいような光を放って街を…

ただ書いただけの日記

強く雨降る深夜の道をクルマ走らせ帰宅する。グラスの白ワインをちびちびと飲み、焼魚つついて食事を済ませ風呂に入ってさっさと眠る。一夜明けても雨。風も強く街路の木立が振り子みたいに左右に揺れている。そして引き続き仕事の風雨も吹き荒ぶ。早朝の牛…

連休も良し悪し

終日雨の降り続いた月曜日、連休明けなので仕事も雨のように降り続く。チェックリストに記した課題を次から次へと片付けるが、後から後から業務が増えていく。ただただ走り続けるみたいに一心不乱になって業務をし続ける。外の雨はまだ降り止まぬが、夕刻過…

やはりどうやら、ほんの一瞬のこと

実家での食事を終え家族を残し一人家路につく。ビールにワインにとしこたま飲んで駅までの道をちょいと上機嫌、ツイスト歩行で千鳥足。意識の陽は傾きかけるが夕闇迫るまでには至らない。寝過ごして車内で置物化することはなさそうだ。酔ってガードが開いた…

数千年に一度という未曾有の時代

日曜早朝、コンビニで買った新聞を眺めつつコーヒーを飲む。南の窓から朝晴天の光が注ぎこみ、吹き込む空気はまるでいま開封されたばかりといった新鮮さで薫って休日気分を更に彩る。毎日新聞の「時代の風」の欄を切り抜く。「日本経済は金融緩和では成長し…

自由でいられることのお湯加減

毎週毎週、数々の難所をくぐり抜けようやく到達する金曜日であるが、連休明けの金曜となるとあまりに呆気なく充実感薄い。それでも金曜が纏う甘美さに誘われ、家内と飲むワインを選び、本屋に寄って週末手にする本を物色する。自分用の本をいくつか選び、子…

ピッチはますます速く頼もしく

こどもの日、子らはそれぞれ友人らと楽しい時間を過ごしたようだ。夕刻帰宅し階段を上がるとリビングに長男の友人らの顔が見えた。一日遊び終えてクタクタといった様子だ。旅先から戻ったばかりの家内がいそいそと料理をこしらえている。パスタか牛丼どちら…

串かつ食べてサバイバルについて話し合う

10%オフとなるクーポンをプリントアウトし、駅前の串かつ屋へ向かった。店は混み合っている。依然引き続き人気衰えぬようである。予約なしでは席にありつけない。テーブル席に腰掛ける。前に息子二人。写真を撮って家内に送る。右隣りは家族4人連れ。両親と…

補助輪は外れ各自が突っ走りはじめた

休日については、子らのスケジュールがまずあって、それが定まってはじめて親の動きが決まるという流れになる。小6の時は土日も塾で、それ以外の学年ではラグビーの試合や練習が毎週あって、いずれにせよ小学生の頃から予定の間隙は極小で、家族一緒という…