KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

助け合い力合わせる孫らの交流

グーグルマップによれば駅から歩いて10分。 ここ数日暑さも和らいでいる。 なんてことはない。 わたしはクルマではなく電車で向かった。 書類屋にとってクルマを運転しての移動は案外負担が大きい。 疲労管理を念頭に置いたとき、たいていの場合、電車を選ぶ…

子が楽しむのであればわたしも楽しい

日曜の朝6時過ぎ。 息子二人を積んでクルマを発進させた。 兄弟がクルマに同乗するのは久しぶりのことだった。 映画や音楽について息子らと議論しつつハンドル握る時間は楽しい。 まるで行楽に出かけているのだと錯覚しそうになる。 が、向かうは事務所。 …

日常の真上を台風が通り過ぎていった

ジムを終え、ヨガを終えた家内と合流し買い物に出た。 バロークスを探すがどこにもない。 缶に入って美味しいスパークリングでここ最近の晩酌に欠かせない。 この界隈ではガーデンズかいかりスーパーにしか置いてないと分かって甲子園方面へとクルマを走らせ…

熱弁奮ったが録音は失敗だった

金曜の業務を終えて晴れて自由。 さあ、どう過ごそう。 考え始めたその瞬間、家内からメールが届いた。 食事の用意は整い、ビールがキンキンに冷えている、との連絡だった。 まっすぐ家に帰ることにした。 子らはともに塾なのでこの夜もまた家内との晩酌にな…

真摯な職業者は根っこの部分に思いを吹き込む

今朝は132人もの小学生たちが公園に集まった。 夏休み早々、昨年の最高記録120人が塗り替えられた。 ラジオ体操が終わると当番が手分けして後片付けをし花壇への水やりを始める。 近隣の有志が夜明けとともにすでに公園の掃除を済ませている。 住民各陣営に…

家でお腹いっぱいご飯を食べる

長男の学校の夏休みは短く、最終学年になると無きに等しい。 夏はオールスター揃い踏みといった総力戦で全学年の全教師が最終学年の指導にあたる。 猛暑の原因の一端はこの学校が発する熱量によるものなのかもしれない。 この日午後、夫婦で奈良に入った。 …

暮らしの基本

この夜もヘルシーなメニューが並んだ。 山芋納豆、おから、豆腐、焼き魚。 メインは揚げたての春巻き。 チーズとエビが入って青じそが味を引き立てる。 サントリーオールドで作ったハイボールを飲みながら家内とともに思い出話にふけっていると、まもなく上…

少しずつの方が長く楽しい

遠方からの来客があって食事に招待するという。 善道がまずは候補にあがって家内は予約の電話を入れた。 が、8月はほぼ全席埋まっているとのことだった。 天六のいんちょの友人だと言ったところでやはり状況は変わらない。 こんなときは五鉄に限る。 料理の…

ギャルみこし、宮入り直前

お詣りしようと大阪天満宮に立ち寄るが人だかりあって本殿に近づけない。 神輿の宮入りが間近に迫っているようであった。 耳を澄ませば遠くにワッショイワッショイとの掛け声が聞こえてくる。 宮入りを見届けようとも思うが暑すぎる。 この後に面談も控えて…

倦怠の日々ほどつらいものはない

夏休みに入ると公園でラジオ体操が始まる。 今朝は家内がそのお世話役を担った。 少子化などどこか遠い異国の話のよう。 この公園だけで百人もの子どもたちが集まった。 ラジオ体操を通じて交流が生まれ家内は毎年ちょっとした人気者になる。 家事に地域ボラ…

長く思い出に残る素晴らしい一夜となった

ホームに立つ人々の顔が苦悶に歪んでいる。 噴き出す汗を腕でぬぐう若者、顔面全体から汗が滲み出しそれにじっと耐えている女性、ワイシャツが汗でびしょ濡れになっている男性、どの表情も不快を通り越して苦痛といった風に見えた。 電車が到着し、ホーム全…

ジコチューという言葉を久々に聞いた

ジムを終えて夕飯。 暑いので当然のごとくカレーを求めCoCo壱番屋に入った。 昨日の寿司の名残もあって注文したのは海の幸カレー。 同じ時、ラインを通じ何か食べようと二男が家内を誘った。 ちょうど長男の夜食を作り終えたところだった。 肉を焼き終え沖縄…

たまには夫婦で鮨こいき

堺筋本町で業務を終え森ノ宮経由で桃谷駅に出た。 改札で待つこと5分、家内が現れ向かう先は『鮨こいき』。 久々の訪問となった。 入ると満席。 やはり人気店である。 このところは遠方からのお客さんも多いという。 ただならぬ美味しさであるから噂が噂を呼…

さあ、楽しもう

今日は仕事を終えたあと家内と待ち合わせし食事する。 かなり美味しい店に行く。 たったそれだけのことが一日の楽しみになる。 ふと考えた。 この歳になってまだ涸れぬ楽しみって何かあっただろうか。 子どもの頃は単純で、ドリフなど好きなテレビ番組を観る…

必然がくっきりと浮かび上がった

ジムを終えて家に帰る。 道すがら家内に頼まれた手打ちうどんを忘れない。 今夜夕飯はとり鍋。 しばらくぶりに食卓に湯気が戻った。 野菜がたっぷり入って出汁がまろやか香ばしく豆腐から何からすべてが美味しい。 赤白黒と揃った色とりどりのビールも順々に…

食を抜きにして家庭は成立しない

外で焼肉でも食べようと長男を誘うが乗ってこない。 家で食べるというので近くのスーパーでおかずになりそうなものを見繕って帰宅した。 刺し身や唐揚げや天ぷらといった品々を皿に載せ箸を運んだのであったが、不味さ極まって物悲しい。 喉を通らないほどで…

正解のストライクゾーンはかなり大きい

午後、酷暑に干上がる一歩手前、家に駆け込んだ。 しかしそこもまた、むせるほどの暑さであった。 大窓のカーテンが開いたままであり室内が直射に晒され続けていた。 命に危険が及ぶ暑さと言えた。 なにはさておき熱を冷ますことが先決であった。 へたり込み…

ひとつ賢くなった

金曜夜、無人の家でひとり映画を観る。 『否定と肯定』。 ホロコーストの否定論者が名誉毀損でユダヤ人歴史学者を訴えた。 幼少の頃からヒトラーに傾倒するこの否定論者は、押しが強く弁が立って執念深い。 感情的にこの否定論者に相対しては、記憶違いや曖…

いまがよければすべてよし

二男が南部の合宿に出かけ、幾分かは家事の手が空く。 それならばと家内はひとり東に向かって旅に出た。 その間、長男とわたしが留守を預かることになる。 たまには羽を伸ばすことも必要だろう。 わたしも家でゆっくり過ごすことができる。 旅に出る。 そう…

地元へのせめてもの恩返し

町内会や自治会や協議会。 地元住民で組成された各種団体が地域貢献を果たすべく様々な取り組みを行っている。 人口は微増し続け子どもの数も少なくない。 この地域では地元愛の出番が随所に見つかる。 公民館にご老人招いて食事を振る舞ったり、地域の子ど…

誕生日は親にとってこそ意味がある

ジムを終えて午後8時過ぎ。 43号線を使って帰途につく。 視線の向こうには宵の明星。 ちょうど運良く、しし座レグルスと金星が最接近する時間と重なった。 獅子の心臓部がいつもよりも遥かに大きく、ひときわ明るい光を放っているように見える。 宇宙をスク…

善きものが張り巡らされた世界

実写ではあるが上質な紙芝居を見ているよう。 1シーン1シーンすべてが見せ場。 単にタバコを吸うシーンだけでも味わい深く、居合わせる者らの胸のうちが紫煙となって画面に満ちる。 各シーンをじっと凝視し噛み締めるようにしてストーリーを追う。 場末感…

元手はこのカラダひとつ

弁当を携えクルマを発進させる。 時刻は朝の5時。 青空が広がり進路の先からちょうど太陽が顔を出し始めている。 分厚い雨雲はもうどこにもない。 何もかもが色鮮やかで目に眩しい。 月曜なのに心浮き立つ。 事務所に着いてすぐブラインドを全開にした。 南…

幸福の相対性理論

雨が降り止まないので電車ではなくクルマで向かった。 ちょうど正午。 約束の時間どおり先様の事業所に到着した。 玄関先で待ち構えていた事業主さんのクルマに乗り換える。 連れられたのが南巽にあるお好み焼き屋『来夢羅』。 上品な佇まいであり下町のお好…

今度はこっちが運ばれる番になる

朝5時過ぎ。 淀川大橋に入る交差点をパトカーが塞いで通行止めを告げている。 右折し43号線に向かう。 新伝法大橋をつたって大阪市内に入ることにする。 雨の土曜日、先週に引き続き昼から大一番が控えている。 休日であろうが大雨であろうが零細の自営業者…

やすもと内科クリニック開院一周年の集い

夜半から雨が降り続き、明け方には近畿各地に大雨警報が発令された。 梅雨前線が日本列島上空に居座って雨の弱まる気配が全くない。 河川の氾濫が懸念され、日中には役所のクルマが川沿いのエリアを走って避難を勧告して回った。 そんな記録的豪雨となった7…

トラキチに励まされた夜

難しい判断だった。 水曜日、ドラゴンズ戦のチケット2枚が手元にあった。 息子も行かないし家内も行かない。 当日の朝一番、天六のいんちょを誘おうと思うがあいにく天気予報は雨。 観るつもりで中止となった場合の落胆は計り知れない。 だから連絡するのが…

時間、大丈夫?

時間などそもそもが降って湧いたようなものであるから、それに値打ちつける気はさらさらない。 命尽きるまで時間はぐるりぐるりと円環し、過ぎ去ろうがまた舞い戻ってくる。 それに時至ればもはや時間感覚も失われるのであろうから、そういう意味では無尽蔵…

南の島のような安全地帯

昼過ぎにタコちゃんのところを後にし、実家に顔を出すがゆっくりもしていられない。 おかんがくれたオロナミンCをカバンに忍ばせ事務所に戻った。 電話業務を数本こなしている間に夕刻。 いまにも雨が降りそうな空模様である。 ビニール傘を手に長堀橋に向か…

キリギリスにだってできやしない

夏である。 頭のなかの小見出しはいま取り組む仕事で占められるが、そこに旅情が紛れ込む。 気温上がれば上がるほど旅情がはしゃいで思いのなかを飛び回る。 日差し強く照りつける日曜の午後。 ああ、と旅の空想にひとときひたる。 今年はどこへも行かない。…