KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夜の薄明かりの向こうに幸せが一望できた

難波での昼食を終え家内と二手に分かれ、夕刻、梅田で合流した。 買物をしてから一緒に帰途についた。 食卓に向き合って夕飯。 外はまだ明るくカーテンを開ければ照明は不要だった。 家内がベトナム風春巻きを作ってくれる。 デザートは桃とスイカ。 野菜や…

視界が隈なくキラキラ光る

施術が良かったので月曜も家内はマルナカのリラクゼーションを訪れた。 身も心も軽やかになった帰途、鳴尾御影線を通っていると、にし整形外科の看板が目に入った。 33期の岡本くんが勧めていたのを思い出し、ちょいと寄ってみることにした。 受付が親切で感…

ずっと一緒にいて、それが自然

日曜の朝はゆっくりと時間が流れる。 まもなく昼という時刻、家内とパスタを食べ、お茶でもしようとクルマで出かけた。 空は分厚い雲に覆われ、ときおり、お湿り程度の雨が降り、ときおり雲間から日が差した。 のんびりとケーキを食べて、フルーツなど買おう…

お腹同様、心だって満ち満ちた

ダメージを受ければケアが必要になる。 不快感を残したままだと悪い流れが尾を引いてしまう。 さっさと気持ちを上書きしてしまうことが大事だろう。 金曜に家内が受けた心の傷を補修するため、この土曜、夫婦でサボった。 のんびり起きて、まずは朝からマッ…

身近に人がいるから救われる

生きていればたまに嫌なことが降りかかる。 この日の朝、家内は張り切って出かけた。 遠路を押し駆けつけたがしかし駐車場に空きはなく、右往左往するうち時間に遅れてしまった。 2分の遅れでキャンセル扱いとされた。 それだけでなく、連絡を入れずに遅れ…

各自のチームが日々彩りを増していく

夕刻、空は明るく風が涼しい。 まるで欧州の夏。 夏至の頃、こんな爽やかな気候に恵まれた大阪など記憶にない。 持ち帰ったタイ料理を夕飯にする。 わたしはペリエを飲み、家内はビールを開けた。 いつものとおり話をするのはもっぱら家内であった。 この日…

全方面にてスイート化が進行中

酒類の提供が解禁されて、街を歩けば立呑み屋のなか、一息つくおじさんの姿がチラホラ目に入る。 ちょうど夕刻、場所は天神橋筋商店街。 昔日への郷愁を覚えつつ、わたしは歩きながら沈思した。 この日、ある事業主から食事に誘われた。 お供しますと答えた…

社交辞令が空を切った

電話が鳴った。 見知らぬ番号からである。 前夜は受けなかった。 が、いまは業務中でちょうど仕事の合間。 対応する余裕があった。 電話に出ると相手は遠い昔の知り合いだった。 ありきたりな挨拶の後、相手は用件を切り出した。 北新地でバーを運営している…

踊らにゃ損損

わたしが結婚したのは30歳直前で、そのとき母は55歳だった。 自身が50歳を過ぎて思う。 当時、母は若く、77歳で人生の幕を閉じるまでずっと変わらず若かった。 線香をあげ遺影に見入り、人生の呆気なさを痛切に感じた。 あと数年でわたしは55歳となり、振り…

息子の語りにそそられる

大阪滞在中、京大やら神大やらの友人がそれぞれの大学を案内してくれた。 息子は早稲田との雰囲気の違いを肌で感じた。 違いを目の当たりにし思うところが多々あった。 概して、彼にとり有益な経験となった。 また、ズームで参加した東京星光会では良き出合…

その灯のなかに居続ける

小雨降る土曜早朝、二男は武庫川を走り、家内は昔みたいに料理づくりに勤しんだ。 息子がいるから上機嫌。 料理の合間、アラビックなダンスがコミカルに織り混ざり、それをみてわたしはコーヒーを吹き出しそうになった。 息子二人が東京で暮らすが、家内は毎…

ネットワークのなかで息をする

京都での業務を終え家路に就いた。 ちょうど下校時に重なって新快速の車両は洛南の生徒で埋まっていた。 そう言えば、と思い出す。 小学校のとき二男と仲の良かった友だちが洛南に通い、今年東大理一に合格した。 一時疎遠となっていたが、受験というトンネ…

縁は天からの授かりもの

京都にて息子は66期の部活仲間らと再会を果たした。 練習を見学していると、隣はアメフト部でそこに64期の先輩がいた。 その先輩がおごってくれて、皆で鴨川沿いに並んで座ってマックのハンバーガーを頬張った。 晴れ渡る空のもと涼しい風が川面を渡り、彼ら…

そこかしこに33期

ちょっとした不調があっても気軽に相談でき解決できる。 なんと恵まれたことだろう。 引き続き大阪星光33期の話である。 運動するにしてもきちんとした指導のもと行う必要がある。 石本くん、岡本くんを訪ねて到達した結論だった。 ではどこでその結論を具現…

五十を過ぎたから楽をする

谷町筋を挟んで2軒、空堀商店街には弁当屋がある。 昼を過ぎ一歩出遅れれば売り切れる。 だから谷六駅に着いたとき、真っ先に皆の弁当を買ってから事務所に入る。 以前より昼食の質は上がったように思う。 飯はうまいし人もいい。 ある人が言っていた。 平…

懐かしさはかなりの値打ちもの

夕刻、ガーデンズに買物に出かけ、夕飯もそこで済ませることにした。 まだ早い時間だったから大起水産はがら空き。 テーブル席で家内と向かい合い、おすすめの品を注文していった。 腹ごしらえを終えエレベータで阪急の食品売り場に下りた。 部活の行事があ…

拾い上げねば消えてなくなる

家内を乗せて市内に向かった。 実家界隈を一緒に歩き、下町の路地にある喫茶店に入った。 うちの母が行きつけだった店であり、家内も何度か連れられた。 日曜の朝。 喫茶ストーリーは地元のおばさんらで賑わっていた。 家内から聞いていたとおり、まさに高齢…

冊数にして計500は下らない

ずっと先延ばしにしていたが、とうとうこの日、作業に取り掛かった。 息子ら所蔵の漫画は冊数にして計500は下らない。 二人が小学生になったばかりの頃から買い与え、彼らは彼らで上京するまで話題の漫画を買い続けたから、蔵書は増加の一途をたどった。 ち…

空耳にじっと耳を澄ませた

昼になって実家に寄った。 父が留守だったので先日同様、先に昼食を済ませることにした。 あきら寿司は商店街を抜けた先にある。 ぶらり歩いて暖簾をくぐった。 昔なじみの店である。 ここ数年は母を伴いしばしば一緒に昼を食べてきた。 一人で訪れたのは初…

同じ絵の中で暮らした喜び

西宮の事業所を幾つか回って、終わったのが午後3時。 とっくに昼を過ぎ空腹だった。 確かここらに焼肉屋があったはず。 そう思って西宮駅周辺を物色するが、どこもすでに中休みの時間に入っていた。 幸い西宮肉劇場という店が営業中で、丼が売りの店ではあ…

玉手箱とは無縁な暮らし

早朝から起き出し、仕事の仕上げにかかった。 分量はワード文書でびっしり30枚。 すでに考察を経て要点の記載までは終わっていたが納品するには念入りな校正が欠かせず、これにはかなり骨が折れた。 若い頃に比べれば現在は閑職に置かれているも同然と言える…

こちら側と向こう側

夕刻、ヨガ帰りの家内と大阪福島で待ち合わせた。 場所は、焼肉屋の安兵衛。 わたしが着いたとき、家内はすでに二階席に座って肉を焼いていた。 合流し、オールフリーで乾杯した。 おすすめどころを頼み、どんどん肉を焼いていった。 明らかに周囲の客より焼…

奮い立たせて笑ってみせる

ちょうど昼どき。 事務所を出てエレベータを使い一階に下りた。 エレベータの前で何人かの住人とすれ違った。 皆、身なりがよく、改めて感じたのであるが笑顔を浮かべて愛想がとてもいい。 このコミュニティを良きものにしたい。 そんな思いが伝わってくる。…

一人に見えて一人ではない

前日かなり頑張った。 その疲労があったからだろう。 一度も目覚めることなく家内は朝までぐっすり眠った。 そしてこの日も家内はまっすぐ下北沢に向かった。 料理に関しまだまだ不完全燃焼だった。 長男は留守だったが家内のため自転車が置いてあった。 そ…

下北沢で本気を出した

合鍵を携え下北沢に向け家内は自転車を駆った。 到着は朝の9時。 長男はすでに出発していた。 食材を搬入し料理を作り置きする。 それがこの日の目的であったが、部屋を見て家内は笑う他なかった。 荷物を置いてすぐ家内は自転車でスーパーに向かった。 掃…

初日は長男、翌日は二男

東京も雨で大阪も雨。 家内は部屋でのんびり過ごし、わたしは家で仕事した。 夕刻、雨があがった。 家内は伊勢丹に買い出しに出かけ、わたしはコンビニで夕飯を物色した。 弁当の棚に目をやると、お好み焼きと焼きそばに目が行った。 視線は過ぎるがまた戻り…

家を出て三時間後には東の地

先月に続き、家内が東京に赴いた。 母である間、母であることにベストを尽くし、母であることを存分に楽しむ。 家内はそう考え、ぜひそうすべきだとわたしも意見を同じくする。 家内が東京に滞在する間、わたしは留守を預かる。 在宅ワークの際は、好きな音…

人としての試練の最終段階

昼になって実家に寄った。 家の前に自転車がない。 母が最近買ったばかりの新車をこのところ父が使っている。 買物にでも出たのだろう。 実家を素通りし、わたしは先に昼を済ませることにした。 天気予報が夏日だといったとおり、日差しが強い。 スーツでは…

あと少しで肩の荷が下りる

夕飯はベトナム風の春巻き。 野菜がたっぷり入って見るからにカラダにいい。 家内がどんどこ巻いてくれる。 5つも6つも食べるうち、お腹が満ちた。 食後はフィナンシェをデザートに所望した。 とても美味しい。 感嘆しつつ、NHKの「サラメシ」を見た。 二…

人生早いね

きじ歯科は西田辺駅から西に歩いて5分ほどの場所にある。 この日家内が歯のメンテナンスのため訪れた。 院長は大阪星光33期。 代々続く歯科の家に生まれたから歯科医となったが成績上位者にいつも名を連ねていた貴治院長である。 彼の子らと同様、難関医学…