KORANIKATARU

子らに語る時々日記

過ごし方は千差万別

近所にピザ屋ができた。 二男が食べたいと言ったので早速買ってみることにした。 家内が電話で注文し、わたしが財布を出し、二男が取りに行った。 ちょうど夕飯時。 偶然にも小学校のときの女子友が買いに来ていて、これまた偶然、同じく小学校の女子友が店…

些細な部分に本質が宿る

ことあるごとに手を洗うが、この習慣は昔から。 あれは中学生の頃のこと。 井上先生が生物の授業中に言った。 手はバイ菌だらけ。 だから外出した後は石鹸で手を洗わねば気が済まない。 末さんこと井上先生はブラシまで使うというのだから本格的な話である。…

最少催行人数は二人

雨の日は奈良。 自然と話がそう決まって、家を出た。 阪神高速を東へとひた走り一時間ほど。 奈良公園に到着した。 人出は少ない。 そう想像していたが、姿が見えるのは鹿だけで人影は無きに等しかった。 志賀直哉旧家のそばにクルマを停め、上の祢宜道から…

本を読んで過ごすよりはるかに濃厚

土曜日の朝7時、天気は快晴。 事務所に行こうと支度していると家内に呼び止められた。 京都に行こう。 誘いに乗ることにした。 読もうと思った専門書2冊は空き時間をやりくりすれば平日でも読める。 しかし、平日に京都散策するのは難しい。 それで事務所…

金曜夜、ただ書いただけの日記

金曜夕刻、仕事を終えいつもの魚屋で中トロとヒラメ、タコと床ブシを買った。 夕飯に刺身が食べたい。 二男がそう言っていると聞いたから奮発したのだった。 そして酒屋でスパークリングを選んで帰途についた。 駅を降りたとき前を歩く若い夫婦に目が留まっ…

テレビを見るとアホになる

ジムもヨガも臨時休業となって、このような状況であるからサウナに行こうという気も起こらない。 外食するという選択肢も消えてなくなり、夫婦ともども家で過ごす時間が長くなっていく。 こんなとき、アマゾンのFire TV Stickが魔法の杖の役割を果たす。 ネ…

草を食むかわいい子鹿

奈良では飢えた鹿が県庁に入り込み、シュレッダーの中の紙屑をむさぼり食べていたという。 平板な日常に異変が生じ、所々がわずかに歪む。 些細な変化であるから見過ごして、すぐに見慣れて違和感を覚えない。 緊急事態だとの声に呼応し切迫しても、激変に晒…

たいせつな事柄だけがくっきり浮かぶ

終業後、家内の運転で大丸梅田店に寄った。 緊急事態宣言が発せられるとあって翌日から大丸は全館休業を検討。 そのため生鮮食品が2割から3割ほど値引きし販売されていた。 目的を同じくする者らが集まってきたからだろうか。 売り場は混み合いレジにはど…

電話ひとつで希望に胸が膨らんだ

帰宅すると家内が電話の最中だった。 相手はソウルの友人。 やりとりを耳にしてすぐに分かった。 昨年5月、家内はフランスを訪れた。 その際、偶然その友人と知り合った。 意気投合し一緒に美術館などを巡りますます仲が良くなった。 彼女は韓国政府のフラ…

色彩の方が賑わっていた

どう過ごそうか。 思案した結果、京都までクルマを走らせることにした。 森閑とした地を見つけてそこでジョギングし、クルマの中で昼食を摂り、閑散とした場所で各種食材を買い揃え夕飯は家で食べる。 そうすれば問題となる濃厚接触は回避できる。 そう考え…

最大限の注意を払って過ごす

土曜日であっても家内は朝から忙しい。 朝食を作り弁当を作り携行用のおにぎりを握る。 わたしはその横で蕎麦を茹でネギを切り、家族3人分のサイドディッシュの支度をする。 蕎麦は前日、名店みかどで買ったものであった。 石臼挽きの手打ち、いわば作品と…

こんな相手はどこにもいない

昔は休むなど考えられなかった。 ゆっくりできるのは盆と正月のみ。 大抵の土日は仕事で潰れた。 思えば無理のし通しだった。 仕事に追われ仕方のないことであったが、たとえ凪のような状態が訪れても休むと再起動に時間がかかって非効率であると強迫観念の…

近況に接するだけで楽しい

夕刻、魚屋の前を通りかかると赤貝が幾つか売れ残っていた。 大ぶりのものを二つ捌いてもらうことにした。 家内の大好物である。 喜ぶに違いない。 魚屋の大将が言った。 スーパーの赤貝とは比較にならない。 香りからして別物。 確かに魚屋たこやが扱う品は…

ジャイアンの姿が励みになる

仕事をするから肩が凝る。 昔はそう考えていた。 肩が凝ると頭が朦朧とし能率が落ちる。 だから定期的なマッサージが欠かせなかった。 しかし数年前。 ジムに通うようになってマッサージを求めるカラダの声はかき消えた。 以来、どれだけ仕事が忙しくても、…

のんびりいこう

忙しいときほどゆっくり進む。 焦ると短絡的になり、判断に狂いが生じやすい。 無駄な力が入ったり、逆に忌避感によって意欲が削がれたりして、どのみち仕事の質が下がりかつ無用な疲労を抱え込むことになる。 だから、忙しいときほど自らに言い聞かせなけれ…

そのつながりは永遠で無限

わたしも結構息子のことを思うが家内の比ではない。 文字通り四六時中、寝ても覚めても。 何かにつけ息子らのことを考える。 家内の場合、子離れどころか、いまもってつながっているというしかない。 臨時休講になったのは日曜だけ。 結局、週が明けてすぐ春…

良いものばかりを目にした一日

夜通し雨が降り続いた。 河川敷の道は水浸しでジョギングには適さない。 幸いなことに日曜日。 武庫川沿いの道路は車輌の侵入が禁止され、歩行者専用となる。 家内と二人、朝の曇天を映す川面を見下ろしながら広々とした車道を走った。 次第、小粒な雨もすっ…

キーワードは共感力

走力でもまったく敵わない。 約一時間ゆっくりペースで走り、最後、眼前数百メートル先に見える武庫川大橋をゴールに据えてピッチをあげた。 みるみる引き離され、家内の背がどんどん遠のいていった。 汗が滴り、雨上がりの砂地を駈けたせいで足元は泥んこに…

ゆったり食事するとおおらかな結論に至る

月末の金曜日と言えばプレミアムフライデー。 夕刻、家内と阪神百貨店で合流した。 わたしは仕事の帰り、家内は二男の塾の帰り。 買い物しつつ家内の話に耳を傾ける。 英数は合格レベルに達するペースで順調に仕上がりつつある。 課題は古漢と社会。 一階で…

遠隔授業で励まされたようなもの

朝一番、長男からメッセージが届いた。 春期講習で朝から晩まで授業する。 連日続くから地獄のハードさだが頑張る、とのことだった。 食卓で朝のリスニング番組を聴きつつ家族でそのメッセージを回覧した。 家族全員に気合いが入った。 朝から塾の講習がある…

なかなかのコミュニティ

慌ただしく一日が過ぎ夕刻。 あ、憩いの時間だと気づいて心安らぐ。 家内にメールし買うものなどがあれば帰途に調達する。 ウイスキーを飲みながら料理に箸をつけ家内の話に聞き入る。 料理もさることながら話の内容も充実している。 一日のうち一番いい時間…

壮年男子が本気を出すとき

機転と要領という点でわたしは家内にはるかに劣る。 たとえばマスク。 昨日のこと。 買い足そうと思って街を歩き、わたしはいくつか蒸気マスクを手に入れたが、家内の釣果と比較すれば報告するのも憚られた。 マスクがありそうな店にあたりをつけ、おおよそ…

いいニュースが待ち遠しい

新酒を飲もう。 そんな企画が早稲田三金会で持ち上がった。 それがきっかけでわたしは酒蔵の徳若を知ることになった。 もう何年も前のことである。 先ごろ大口案件でお世話になった方がいた。 日頃からお礼の品には徳若の酒を選ぶ。 それでこの日、家内を徳…

芦屋から徒歩で有馬温泉

兵庫と大阪の行き来に自粛要請の出た3連休の最終日、わたしたちは県外に出ることを自重し、徒歩で有馬温泉に向かうことにした。 朝8時前、JR芦屋駅に到着。 そこから芦屋ロックガーデンを経て六甲山を駆け上がった。 季節は春。 ウグイスの声があちこちか…

英語が人生の大小を決める

土曜の朝、二男を送り出す。 テレビには吉村大阪府知事。 兵庫大阪での感染爆発のリスクについて語っている。 家内とジムに出かけようと支度していたが取り止めた。 武庫川を走ることにした。 武庫川は大勢のランナーで賑わっていた。 春の光が降り注いで川…

三方よしがしあわせの秘訣

昨年同様、春分の日は仕事。 始発に乗って事務所に向かった。 祝日に仕事するからと言って嫌な気持ちになることはない。 むしろじっくり腰を据えて仕事に向き合えるから好ましい。 平日より士気が高まる。 そして、仕事が片付けば手と手を合わせて幸せ。 そ…

家で食事しさっさと眠る

このところ仕事後はサウナ。 じっと座っているだけだからジムより楽。 一定の爽快感が得られて、ストレス解消にもなる。 一方、食べる量は変わらない。 カラダを動かさないから、少しずつバランスが崩れ始めている。 深奥から力みなぎって、カラダの端から端…

毎夜、料理が素晴らしい

何時帰宅?とのメールに対し8時過ぎと答え家路についた。 家に着くとすでに夕飯の支度が整っていた。 前菜はサバの塩焼き。 脂が乗っていて塩が良く焼き加減も絶妙。 実に美味しい。 続いてサラダ。 この日、静岡から届いたばかりの野菜らが皿に盛られた。 …

いつ果てるともなく続く連帯感

卒業式の日、生徒との別れを惜しんで担任の先生は何度も声を詰まらせた。 中1からの付き合い。 彼らの能力を最大限引き上げようと、深い愛情をもって手塩にかけてきた。 思い入れは普通ではない。 必ずまた帰って来い。 酒を酌み交わす日が楽しみだ。 そう…

たまには女房と北新地

大福湯のサウナにはわたし一人。 ひとり黙ってじっと過ごす。 仕事で火照った頭に巣食う残骸がすべて汗となって排出されて爽快。 寒気が押し寄せ風が冷たさを増すが、湯上がりの者にとってはほどよい涼しさ。 ただ存在するだけで心地いい。 生きる喜びを静か…