KORANIKATARU

子らに語る時々日記

ゴッホが描いた星空

私が胸の内に秘め時折しみじみとした想いで眺めるゴッホの「ローヌ川の星月夜」であるが、子らは星を学ぶために通い詰めた大阪市立科学館の「ゴッホが描いた星空」というイベントでこの絵に触れることになった。

背景に描かれた教会、川面に映る13本のガス燈の光、岸に停泊する船、身を寄せる二人の男女、北ではなく南の空に煌々と光る北斗七星。謎かけとも言えるほどに奥深い含意に満ちている。

絵に引き込まれ、何か大事な問いが絵から発せられたかのように意識は押し黙り、無意識だけが呼応し心が鎮まってゆく。

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