KORANIKATARU

子らに語る時々日記

孤独な労働者

秋を思わせる冷気に身を引き締め美しい朝焼けに見とれてさえ仕事の重圧に息も絶え絶え必死に抗し何とか死力尽くして一日を終え家に凱旋したところ主婦らは酒盛りで座る場所はなく屋根裏に引っ込み小皿で小腹埋め手持ち無沙汰かこつ。散会する様子はなくゆっくり風呂でも済まそうと思ったところで浴室は秋の冷気 以上の寒々しさであってシャワーで汗を流しやむなし明日もハードださっさと眠ろうとベッドに入るが参加者が増したようで騒ぎはさらに耳障りの度合いを増し 涙ちょちょぎれる思いで枕に顔伏せる夜長である。皆が寝静まる頃、一人事務所へ向かう。