KORANIKATARU

子らに語る時々日記

始発の光景

電車が停まる最後部のはるか後ろで新聞読むおじさん。
かならず始発で見かける。
電車がホームに入ってくると停車位置まで歩いて移動。
決まって笑顔だ。
むっつり顏が国土埋め尽くす我が国の朝の光景のなか稀有な存在だ。
つられて後方に立つ手前側の男性はそこに電車が停まると思っているに違いない。

乗車の際、慌てる様子が思い浮かぶ。知ってするのと知らぬのとでは天地の差である。