KORANIKATARU

子らに語る時々日記

「二男と出くわす」

千日前線終点の野田阪神に地下鉄が停まり扉が開くと目の前に二男が立っていた。

電車使うにしても阪神電車に乗る二男であり私は常日頃玉川駅で降りるのでマサカのお出合いである。

これはもう他人ではない。

何か密接な関係があるに違いないと密着して寝た幼い頃を思い出しつつ、百年先までここでばったり会ったの だと語ることになるいまのこの瞬間を何度も反芻するのであった。