KORANIKATARU

子らに語る時々日記

富士山頂を目指すも

7月9日

一人の脱落者も出さず一行は無事富士七合目の山小屋にたどり着いた。晴れ間に恵まれる天候であったということだが夜にかけ次第風が強くなっている。未明の風雨を見て山頂目指すか下山するか判断する。ここまで来れば誰だって頂上目指したい。しかし何であれ時の運。登るにせよ下るにせよ貴重な学びに上下はな い。週末の土産話、期待している。

7月11日

富士山頂アタック前夜皆は真剣に寝た。明け方3:30。山のガイドの判断を固唾飲んで待つ。風雨強すぎ断念の報せが走った。下山した夜、オールとなった。 誰も寝ずああだこうだ話して過ごした。その朝の挨拶に長男が指名された。ありきたりな挨拶はせず同行した教師のモノマネを披露した。歓声の渦となった。 戻ったばかりの金曜夜、明日の遊びの連絡網が駆け巡る。富士を境に結束増した男子らの集い、そのようであってこその学校だと父は君の学校に入りたくなっ た。