KORANIKATARU

子らに語る時々日記

お迎えの車内で読んだ新聞記事

本町通から谷町筋に折れていま二男の塾の前で出待ち。
短パン姿のおじさんがチラホラ往来を行きそれがお盆近づく我が国の『くつろぎ感』を明瞭に物語る。

今朝の毎日新聞では神戸の空襲遺児について取り上げられていた。
神戸大空襲で両親を亡くした子らは食うや食わずの路上生活を余儀なくされた。
闇市の露店でトマトを盗んで逃げる途上で車両にひかれ、潰れたトマトの色と同じ色の鮮血に染まって死んだ少年アキラの話が痛ましい。

遠く中東では勢力増すイスラム国の軍勢にクルド系少数派が女子供問わず虐殺されその数が増え続けている。
国境付近の山間部に追い詰められトルコへ脱することができれば助かり、追っ手に囚われれば無慈悲に殺される。
今この瞬間も生死の瀬戸際を綱渡りする人々がいる。

まもなく二男が今日の勉強終えて出てくる。顔見て話す機会は久しぶりのこと。
日が落ちる前の湾岸線通って帰ることにしよう。