8月15日金曜日、夕方になってさあこれからご飯食べに行こうと思い立っても目ぼしいところはすでに満杯だ。
家内と電話連絡とりながら、ではそれぞれ買い物し持ち寄って夕飯にしようということになる。
私はワインやらを買い、家内は西北のジュリエッタに走った。
帰宅すると玄関に長男がいた。
ラグビー合宿を終え帰ったばかりのようだ。
顔が引き締まっている。
身支度している。
これから走ってガーデンズまで行ってゴジラを一人で見てくるという。
そばにいた家内が言った。
ニシガーって知ってる?
大阪の人は西宮ガーデンズを略してニシガーというらしい。
大阪的に略されるとすべてがベタな人間関係のような呼称となる。
ちなみに大丸ピーコックは、ダイピー。
関西スーパーは、カンスー。
いかりスーパーは、イカスー。
芸も何もない単なる短縮である。
もともとのイメージも響きも失われ、親しみがこもるわけでもなく、ただただ粗野でぞんざいな言葉破壊のようなおもむきだ。
西宮ガーデンズがニシガーって。
マクドナルドをマックと略す東日本流儀には違和感はないが、わざわざ「ド」だけとってマクドという関西風は区切りも変で音も変。
大阪的センスはやはりちょっと変テコだ。