KORANIKATARU

子らに語る時々日記

カタシモワイナリー百年祭はこの秋外せない。

週末の食卓に色を添えた白ワイン辛口は家内が調達してきたものであった。
わざわざ柏原ワインの総本山とも言えるカタシモワイナリーまで出向いたという。

純度高いすっきり感が女性の人気を博しているらしい。
何がいいといって後味がとてもいい。
男子であっても、これなら美味い。
上等な純米酒でも口にしたかのような多くを語らぬさっぱり感が、やがて程よい味わいに膨らみ、そしてキレよく喉を通っていく。

そのカタシモワイナリーが今年百周年を迎え、記念行事としてワイン祭りが開催されるということである。
イベントタイトルに添えられた「天の恩 地の恩 人の恩に感謝」という言葉が年月の厚みを端的に物語る。
百年の収穫を寿ぐ幸多いイベントとなるに違いない。

そしてもちろんワインだけでない。
カタシモワイナリー百年の連れ合いとでも言うべき、びっくりするような関西きっての名店が鈴なりになってワインに添える食事を提供する。
11月16日の日曜日、お出かけするなら柏原方面であろう。

10月11日の福島バルに引き続き、11月16日、我ら夫婦の行き先は決まったようなものだ。

そのようにワイン飲みつつ百年祭について話す日曜夜、二男が塾から帰ってきた。

第一声が、パスタ食べたい。

家内が支度し、あっという間にガーリックと明太子の風味香ばしいパスタ大盛りが二男の前に差し出された。

私は手出しできず、見るだけ嗅ぐだけで、ワインをお代わりする。

週末だけで白はすっかり空いてしまった。
が、まだ赤が残っている。

今日行われた学校の水泳大会、平泳ぎで一位だったという長男が間もなく仕事場に現れる。

少し数学やらを教えてから二人で上方温泉一休で親子船と決め込む予定だ。
長男と風呂に行くのは久しぶりのことである。
一緒に息子と風呂に入るというだけで、なんでこうも楽しい気持ちになるのだろう。

そして、帰宅後は、赤が待つ。
これもまた楽しい。

今夜、赤も空くこととなる。

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