河内長野市長選の投票日がいよいよ明日に迫った。
前回とはさすがに異なり切迫感抱く市民が相当数に上るようである。
現職市長に期待を寄せる声は前回選挙においても極小であったが、今回については期待どころか、三選を目指すと知って市職員はこぞって椅子から転げ落ち、多く市民は唖然愕然のあまりお昼を噴き出した、そんな様子が思い浮かぶ。
これ以上居座って何がどうなるというのだ。
このままではこのまま。
更に尻すぼみの4年が繰り返されるだけではないか。
持ちつ持たれつを本質とする村政治の結束はかなり強固で、大半の無関心層を除外して勘定すれば、その数は「莫大」とも言える域に達する。
全体で見れば物の数にも入らない少数派が、河内長野においては、メインストリームを形成する。
その矛盾が解消される兆しは一向に見られない。
そう嘆いて困惑する市民は、もはや転居し少しはましな自治体を探すべきなのかということまで思案し始めている。
梅田までの所要時間は例えば兵庫の三田や滋賀の彦根も変わらない。
探せばもっと住みよい地域がいくらでも浮かぶ。
今回が最後のチャンス。
このままずるずると僻地化していく河内長野で良しとするのか、新たな河内長野像を打ち立てようと志すのか、それを決する市長選だと言えるだろう。