風呂に寄って帰宅する。
寝室をのぞくと兄弟二人が並んで寝入っていた。
このところはずっと別々に寝る二人の取り合わせが懐かしい。
二人で寝ころんで話し込み、そのまま眠ってしまったのだろう。
わたしも合流。
久方ぶり、川の字トリオの再結成となった。
かつてと異なるのは彼らのガタイ。
呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん、から十余年。
ずいぶん頼もしくなったものである。
川の真ん中でいろんなことを思い出しながらまどろんでいく。
この二人に出会えたことがわたしにとって人生最良の出来事であるのだろう。
もはや眠りに落ちる寸前、豊穣な夢の世界へと差し掛かる境界でそう再認識することになった。