学祭を終えた後、打ち上げがあって総勢24名で焼肉屋に行くのだという。
クラスの約半数が参加するのだから結構な結束力である。
息子が勘定に入っていて一安心。
親として率直に思うのはそのようなことである。
上の息子も下の息子も友だちに恵まれた。
これまでもずっとそうであったし、おそらくこの先も。
だからどこであれ役割を得て、生き延びていくことができるだろう。
身を寄せる場がなければ、相当な根性と実力があっても生きていくのは簡単なことではない。
いつか親元を離れたとして、気になるのは友だちがいるか、ということに尽きるだろうと思う。
もし、蚊帳の外におかれるようなことにでもなれば、これ以上に悲しいことはない。
おまえがいないと始まらない。
理想を言えば、そんな風に思われる男子であってほしい。
おまえに会えて良かった、おまえがいてくれて良かった。