KORANIKATARU

子らに語る時々日記

偶然にもほどがある出合い

お盆休みの余韻がまだ残る18日土曜日、日本酒を買い実家を訪れた。
一升瓶だと見るだけで気が重くなる。
前回父がそう言ったので720mlの白鶴錦を選んだ。

 

この夜、来夢羅を予約してあった。
巽南にある鉄板焼き・お好み焼きの名店である。

 

以前、事業主の方に連れられ美味しく今回再訪することにしたのだった。

 

先約あるという父を残し、母を伴いクルマで出発した。
5時過ぎの時点で結構な客の入りであった。

 

奥の半個室に案内される。
家内が説明を聞きながら注文していく。

 

山芋ロール、エビのアヒージョ、和牛フィレステーキ、ナンコツ塩焼き、タコ塩、ガーリックライス、ミックス焼きそば、ミックスお好み焼き。

 

店員さんが言う。
一品一品が結構な量なので4人だと食べきれるかどうか分かりません。
他にも頼みたいメニューがあったが、店員さんの助言に従い一旦そこで注文を止めた。

 

わたしと母はビール、家内はノンアルコール、二男は烏龍茶で乾杯。

 

美味しいものを分けあって食べる。
この幸せにまさるものはない。

そう実感する食事となった。
どの焼き物にも一工夫、二工夫あって、美味しくて楽しい。

 

がつがつと食べながら二男は今度部活の友人らを誘うというし、今度は従兄弟たちも連れてきてあげようと家内が発案する。
母も美味しい美味しいと喜んでいた。

 

仕上げに長男のためのミックスモダンお好み焼きを注文する。
焼きあがって席を立った。

 

で、会計を済ませて驚いた。
入れ違い、義弟、家内からすれば弟家族がまさに店に入ろうとするところだった。

 

あら奇遇、と声を掛け合う。
巽南という日頃縁もゆかりもない一角で出合うなど、偶然にしては出来過ぎている。
これも何かの思し召し。
意味あることなのだろう。

 

わたしとしては来夢羅が名店であると証拠付けられたも同然で鼻高々という話であった。

 

素晴らしい食事であり、そして弟から直接合格おめでとうと言われたからだろう、帰途家内は終始上機嫌だった。
母を家に送り、途中、堀江でタピオカジュースを買ってから高速に乗った。

 

流す音楽は韓流ポップス。
イケイケノリノリの車中となった。

 

ちなみに、夜に帰宅した長男は、感嘆の声をあげてミックスモダンお好み焼きを平らげタピオカジュースを飲み干した。

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2018年8月18日午後6時30分 大阪巽南 来夢羅