KORANIKATARU

子らに語る時々日記

マウンドは譲って外野の守備につく

まれに疲労に襲われる。

頭に握力がない、といった感じで、作業しようが面談しようが肝心要がグリップできずもどかしい。

 

こんなとき仕事を深追いすることは禁物で、マウンドは譲って外野の守備につくといった回避策を取るに越したことはない。

 

疲れの原因は明白。

張り切って早起きし過ぎの睡眠不足。

そこに業務過多やジムでのオーバーワーク、長距離運転が加わると、カラダがひとりでにスイッチをオフにする。

容量超過で通信速度に制限かかったスマホのようなものと言えば分かりやすいだろう。

 

ジタバタしても始まらず、これで運動すれば余計に疲れ、風呂に入っても実は疲れ、マッサージでもそのとき紛れたような気になるだけで抜本策にならない。

 

さっさと帰って、美味しいもの食べ横になってダラダラする以外に手立てはない。

次の朝も寝坊して、仕事に行きたくてたまらない、という状態になるまでゴロゴロすることを自らに課さねばならない。

 

ダラダラ、ゴロゴロを経る回復過程は業務上の観点から言えば手痛いロス以外の何ものでもない。

だからそうならぬようできるだけ事前に疲労を解消するよう努めるが、完璧に管理できるものでななく、あ、と気づいたときには後の祭りとなる。

 

それでも昔に比べれば、疲労に心地よく揺蕩うくらいの余裕はできたように思う。

雨の日に練習を休むみたいな甘めの規律で多少は油を売っても仕事が進む。

ずいぶん楽になったものである。

 

33期を見渡せば、疲れ知らずの剛力無双な者ばかり。

とても真似できず太刀打ちできない。

 

天から授かった排気量ばかりはどうにもならない。

牛の歩みが身の程なのだとわきまえて、前に進みさえすれば御の字ということにしよう。

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2018年8月29日息子の朝食 野菜たっぷりピビンバ