予定がないのでさっさと帰宅した。
前夜と全く代わり映えしない時間がまた訪れた。
ステレオから流れる音楽はピアノジャズ。
前菜はゴボウが寄り添うカレイの煮付け。
箸休めにサラダが続く。
瓶に詰めたサラダを家内が目の前で皿に移し替える。
ジャーサラダと言うらしい。
グレープフルーツが野菜たちとよく馴染んでいて美味しい。
メインのベトナム風春巻きは一見前夜と同じであったが、具材が一新されていた。
プリプリのエビにアボガド。
締めに子らの夜食を恵んでもらう。
これで満腹。
その後二人で映画を観ることにした。
借りてあった『ロスト・イン・パリ』をデッキに投入。
80分ほどの短い映画である。
ヘッドマッサを受けながらの観賞であった。
どうしても施術の箇所に気持ちが向いて、だから話の筋は分からない。
家内がときおり笑うのでコメディあることだけは確かなことだった。
可愛らしく面白くパリの街が美しい。
そんな印象だけが遠目に残った。
映画が終わる頃、子らが帰ってきた。
夜食はビビンバ。
明日は焼肉がいい。
二人揃ってそう希望が述べられた。
家内は早朝起き出し土鍋で米を炊き、朝から肉を焼くことになる。
週末、新米を仕入れに丹波あたりまで足を延ばすことになりそうだ。