KORANIKATARU

子らに語る時々日記

国内の旅は全部行き先が東京

出先にて業務を終えビルを出ると雨は上がっていた。

ビル入口の傘立てにビニール傘を進呈し荷を減らす。

 

が、疲労あってこの日の曇天みたいに身体が重く、家に帰るのが億劫に感じられた。

こういうときは一息入れるに限る。

 

事務所前の居酒屋に入って軽く喉を潤し繰り返し喉を潤し英気を養った。

もちろん家内への連絡も欠かさない。

 

風呂を済ませて家に帰ってあとは寝るだけ。

一夜明け、リビングから流れる英語リスニングのためのサウンドで目が覚めた。

 

階下に降りる。

二男は朝日新聞をめくって朝食をとり家内は弁当づくりに勤しんでいた。

 

昼、弁当を開けて驚いた。

朝、キッチンでチキンを目にしそれが弁当のおかずと分かっていたが、食べやすいよう骨から身がきれいに取り分けられていた。

しかもそれがサイドディッシュで、メインはこんがりと焼けたチーズハンバーグ。

大根としめじたっぷりの味噌汁もホカホカで美味しい。

 

手間暇かけて作られた弁当に感謝の念をいだきつつ午後は顧客先をまわったのであったが不思議な思いにとらわれた。

 

なぜなのだろう東京つながりの話が降ってわき、そちらに足を向ける用事がちらほら出てきた。

 

息子が上京し3ヶ月に1度は東京で遊ぼうと家内と話していたのであったが、実際にそのためのお膳立てが整っているという風にしか思えない。

 

やはり縁というものは持って回った仕方で当人の意思を反映するものなのだろう。

 

新天地で暮らす長男にもちゃんと友だちができたようであり、電話で話す向こうに友だちの声が聞こえて親はバカであるからそれが嬉しく、おいおい友だちの声が聞こえたぞと家内に報告して二人して舞い上がるのであるから、どこまでもおめでたい。

 

家内とする国内の旅は全部行き先が東京。

そうなる以外、考えようがない。

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2019年3月24日19:30 ソウル