KORANIKATARU

子らに語る時々日記

『平野の町医者』第1巻

土曜日は平野区にある会社にて終日業務を行った。


界隈には製造業の事業所が立ち並び、いつ来ても活気に溢れているがこの日は静まり返っていた。

まるで元旦。

大型連休が始まったのだと肌で感じた。


業務のラスト、全従業員を前に話をしこれが本日のメイン。

快調な滑り出しであったがメッセージの着信が連続し水を差された。

手元に置いたiPhoneに家内からのメッセージが立て続けに表示される。


帰りは何時とか何が食べたいかとか。

ほんとうにどうでもいいような内容ばかり。


メッセージが届く度にiPhoneがぶるる振動音を立て気がそがれ、足が止まったボクサーみたいに口調はぼろぼろ、しどろもどろになっていった。


遂には電話がなって墜落寸前。


ここで従業員に対する話を中断し、ようやくiPhoneの電源を切った。

まさに文字通り話の腰を折られた形となった。


しかし邪魔立てするものがなくなって話は息を吹き返した。

まるで007が操縦するセスナのように何とか再浮上することができた。


だからなごやかな雰囲気で締めくくり余談ですがと断って、話の最後で同じ地元で開院する、かねしろ内科クリニックについて触れることができた。


どんなことでも力になってくれるフットワーク軽快な先生がいてスタッフの皆さんも良い方ばかり。

是非気軽に利用してください。


夕刻、会社を辞しこれでわたしもGW。

帰途、普通の町並みがなぜかしら輝いて見えた。


下に添付した写真は、かねしろ内科クリニックの開院案内チラシである。

5月11日と12日に内覧会が行われ13日に開院となる。


地下鉄谷町線平野駅をあがってすぐの場所、角にある黄色い建物が目に飛び込むがそれが、かねしろ内科クリニックである。


その黄色が印象深く残るチラシであるからよくできている。

そしてチラシに描かれたままの金城院長がそのカジュアルなタッチのまま動き出すことになる。


『平野の町医者』というタイトルで漫画化されれば読み応えある作品になること間違いなく、ドラマ化という声もあがるだろうが、平野に行けばそのドラマを目の当たりにできるわけであるからその方が話は早い。

f:id:KORANIKATARUTOKIDOKI:20190428055226p:imagef:id:KORANIKATARUTOKIDOKI:20190428055230p:image