KORANIKATARU

子らに語る時々日記

人類の夢が実現した世界

七月から始まる大口案件の準備もあって今週は忙しく早朝に出て遅くに帰ることになるから外食が続いた。


修学旅行に出かけて二男は留守。

こんなときこそ家内に楽をさせてあげないといけない。


一人で食事する場合の行き先はだいたい決まっていて朝なら松屋かなか卯、昼は麺類、そして夜は回転寿司か近くの居酒屋か立花もしくは阿倍野の正宗屋くらいに限られる。


その範疇であっても頭に浮かんだ食べたいものを食べることができ、考えてみればこれは凄いことだと言えるだろう。


もしドラえもんがいたとして、地上に生まれ落ちた全人類の願望はほぼ一つに集約されるに違いない。


タケコプターもどこでもドアもどうでもいい。

いまこの場で食べたいものを出してくれ、に尽きるだろう。


そう思えばわたしたちの日常は人類の切実な夢が実現した世界だということが理解できる。


日記に添付する記録としていつのまにか食事を写真に撮ることが習慣になった。

しかしすべてを被写体にするわけではない。


牛丼や回転寿司やら立ち食い蕎麦といったあまりにありふれたものなど息子らが関心を持つわけがなくそんなものまで写真に撮るとすればもの悲しい。


かくしてわたしが食べた大半は闇から闇へと葬られていく。


それでも習慣の勢いでどうでもいいような、何がポイントか分からない食べ物も写り込むことがある。


たとえばなんの変哲もない串カツ6本。

これがなぜ登場するのかというと会計したときレシートに20本と記載があってこの写真が役立ったからであった。


写真を見せればどちらに非があるか一目瞭然、これの一体どこが20本なのだとその場で数えて説き伏せることができた。


今日木曜は久々家内の弁当を食べ夜は早く帰って家内の手料理食べて二万語に耳傾ける予定である。

なにしろ下の息子が今夜帰ってくる。

そろそろ日常に回帰しなければならない。

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2019年6月下旬 今週前半の主な外食