KORANIKATARU

子らに語る時々日記

良縁はシンプル簡素な集まりにこそ潜む

メーリングリストから流れてきた情報によれば今回が三回目。

大阪星光同窓会が取り組む活動のうち、最も注目される企画のひとつでありすでにひと組の成婚カップルが誕生している。


この12月、男女20名ずつを募って婚活パーティが行われる。

参加資格は星光同窓生またはそのご子息ご息女もしくは星光同窓生の知人友人。


選定された北浜の会場が実にお洒落。

50期の若き幹事のセンスがこんなところにも表れている。


司会は星光が生んだ天才お笑い芸人51期寺田晃弘さん。


今回はそこに特別ゲストとして占い師紗綺(さあや)さんが迎えられる。

その場で相性占いが行われるというから話が早い。


何より素晴らしいと思うのが、無償ボランティアとしてこの企画が敢行されるということ。


世に婚活パーティーと言えば往々にして主催者側にも参加者にもお金がらみの思惑が付いて回って切り離せず、だからどことなくネットワークビジネスっぽい雰囲気が立ち現れ、山師的な感性による仕切りのなか謳い文句も眉唾化していく。


そうなれば悪循環が生じ、とどのつまりは、そこで求められるモノが金銭という身も蓋もないほど即物的な狩猟場と化しかねず、鋭く伸びた爪が交錯するなか価値観の越境した者どうしで互い素性分からぬまま真意を探り合い、結果、不信交じりの徒労感だけが後に残るということになりかねない。


その意味で、大阪星光の婚活パーティーは上記したようなノイズがない分、素朴な寄り合いみたいで牧歌的なものと言えるだろう。


単純におめでたいことを喜びたい。

そんなお人好し的かつ心温かな善意がベースにあるから、旧知の者らが集まったかのごとく場は自ずとほのぼのとし、言わば実にオーソドックスな仕方によって、ごくごくありふれた顔触れの中からごくごくありふれたカップルが誕生することになる。


結婚というものが暮らしの基本を成す結びつきであることを思えば、シンプル簡素な集まりにこそ良縁が潜むというのも当然のことのように思える。

それを大阪星光同窓会が今後証していくことになるのだろう。

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令和元年10月星光同窓会報表紙パース絵 十数年前の阿倍野 作 宮後浩氏(9期)

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プレイバック昔の写真 2010年10月24日札幌 麺屋三四郎,すし善