昨日は夕刻前に出先での業務が終わった。
明石からの帰途、六甲道で途中下車し灘温泉に寄った。
うちの二男お気に入りの風呂屋である。
ひんやりとした源泉かけ流しが心地よく、みるみる疲れが癒えていく。
聖なる気に満ち、日が高いうちに入る風呂は格別である。
心気新たとなって事務所に戻り残務を片付け終え、向かうは北新地。
久方ぶりの安本会。
場所はレオーネ。
いつもどおりわたしが一番乗りとなった。
定刻、一人また一人と皆が姿を見せはじめた。
仕事後なのに揃いも揃って全員が元気はつらつ。
活力を補填し場に臨んだわたしであったが、この夜もやはり皆のパワーに圧倒された。
ささやかであっても、それぞれが各地域の顔といった存在。
小さなお店の一角に、油の乗り切った「おらが町のヒーロー」達が集結したといってもよかった。
求められるまま身を捧げる面々であるから日々の出力が普通ではない。
だから、軽く流すだけでもその勢いたるや凄まじい。
止むことのないパワフルな会話の応酬に耳を傾け、いつもどおり、わたしはそこでくつろいだ。
昔からずっとそう。
その場で来月の安本会の詳細も決まった。
皆が元気で何より。
小さな変化はありつつも誰一人欠けることなく、この先もずっとこのように同様ということになる。