電話があって駅の改札に向かった。
階段を駆け下りる人波の先頭に家内の姿があった。
改札の柵越し弁当を受け取る。
明け方から仕事する際は弁当を持たずに家を出る。
で、このように家内がときおり届けてくれる。
事務所にていただく。
息子用の食材の余りもの大集結、といった趣きの即席弁当であるがうなぎなどが入ってとても美味しく栄養満点。
仕事納めが迫って様々な案件が一時休戦となった。
ある種凪のような状態で業務が落ち着いていてストレスもない。
力が有り余っていたのでこの夕刻はわたしが家内をジムに誘い雨のなかクルマを走らせた。
一時間ほど息も絶え絶え顔面を歪め、魂に喝が入って全身に力がみなぎった。
帰宅し夫婦で夕飯。
ハイボールで乾杯し前菜はアジのたたきでメインはあんこう鍋。
流す音楽はジャズピアノ。
ラ・ブームなどが流れて昔話に花が咲いた。
この日もまた宅急便がやってきた。
届いたのは箱いっぱいのみかん。
ちょうど欲しいと思っていたところだったのでドンピシャ。
みかんの加入により年末年始の食のラインナップがまた一層その厚みを増した。
そして同じく食事中の長男から写真付きで連絡が入った。
西大和から慶應に進んだ友だちらと一緒だという。
幾人も友だちがいて安心。
当初26日に帰ってくると言っていたが、28日の午前中に変更となった。
東大に進んだ西大和の友人と一緒に帰ってくるのだという。
この連れもめちゃくちゃ優秀。
先日一緒に帰省し学校を訪れた東大生と、春にしまなみ海道を一緒に旅した東大生と、ラグビー・ワールドカップを一緒に観戦した東大生はみな同じ東大生でありながら顔ぶれが異なる。
改めて西大和の層の厚みを思い知らされるような思いとなる。
東大生がクラスに一人といった話ではなく何人もいて、まもなく捲土重来を果たす友人らが続々とまた東大生になるからクラス中が東大といった話であり、なんと壮観なことだろう。
西大和に行かせてほんとうに良かった。
時が経つほどそんな思いが強くなっていくのだろう。

