明石で業務を終えて夕刻、駅でタコ天そばを食べて帰宅した。
ジムに備えて小腹を満たしたのであったが、帰宅すると小腹用に家内がサンドイッチを用意してくれていた。
小腹を埋めて来たと打ち明けるのも野暮であろう。
ぱくぱく食べて結構お腹膨れてのワークアウトとなった。
この夜も7時に再配達の荷物が届くことになっていた。
だから6時45分にはジムを後にし帰宅した。
夕飯は野菜たっぷりのあんこう鍋。
豚肉をトッピングし食べ始めたときインターフォンが鳴った。
普段はわたしが先に腰を上げるが、家内が一足先、玄関へと降りていった。
届いたのは、春めいた空気にしっくり調和する薄紫のセーターだった。
早速家内が着て見せてくれる。
発色よく顔映りもいい。
これからの季節にもってこいと言え、重宝すること間違いないだろう。
夫婦でNHKのサラメシを見ながら鍋をつつく。
様々な弁当が紹介され、それらを通じ各所各家族の暮らしの実質が伝わってきてそこに共感を覚える。
紹介される日常の食を通じ自らの足元を見つめ直すことになり、画面の向こうとここに共通する生活の確からしさを感じることができるから夫婦してこの番組が好きなのだと思う。
長男から期末試験がうまくいったとの報告メールが届き、そこに昼に食べたというカレーの写真が添えられていた。
それが契機となって長男と二男のガタイの話となり、胸板と肩幅を対照比較するような話となり、新米初老夫婦の目線はテレビから我が子へと移っていった。